「現役の高校生が動画で『リケジョと呼ばないで』と訴えました。その理由とは?」と倉田大誠キャスターが切り出した。10日(2022年8月)の「めざまし8」は、ジェンダーバイアス(性別による無意識な思い込み)の改善を訴える高校生たちの取り組みを紹介した。
NPO法人「ジェンダーイコール」が7月30日に公開したショートムービー「#リケジョと呼ばないで」の内容はこうだ。
高校生が制作
担任教師に進路相談をする女子高生が「将来、エンジニアになりたいので、理系を選択したい」と言うと、教師は「女子と言えば文系なんだけどね」「今流行りのリケジョ?珍しいわね」と反応。すると女子高生は「リケジョって呼ぶのやめてください」と立ち上がり、「なんで女子にだけ理系の場合『リケジョ』って名前が付くのですか?」「私のエンジニアへの夢は男子の夢と同じくらい大事なので、先生にも大切にしていただきたいです」などと訴える。
これを含む5本の動画を制作したのは、「ジェンダーイコール」に所属する4人の高校生。その1人である高校2年生は番組の取材に応じ、「(他のメンバーの友達が)男子に『女子で医者になるなんてあり得ない』『珍しい』みたいなことを言われたらしくて、なんで男女によってどの進路を選択できるかが変わるんだろうって違和感を覚えて...」と、この動画を作った理由を説明した。
また同性愛についての動画を作った高校3年生は「ジェンダーについて知る機会がないことが問題」と訴えていた。
倉田キャスター「ゆくゆくはこういったこと自体に注目が集まらない世の中になることがベストですね」
MCの谷原章介「世代によって変わってくると思うんですよ、こういう感覚って。今の若い子が違和感を持つことが僕らの世代だと違和感がなかった。変えていくべきだと思うし、僕もイクメンと呼ばれると『そこでカテゴライズされたくない』と思う。と同時に、女性が育児をするのが当たり前だと思われているからこそ『イクジョ』とか『イクウーマン』という言葉はないわけで」
トラウデン直美(モデル、タレント)「言っている方に意識がないということがまさにジェンダーバイアス。男子だから、女子だからってことで自分たちの可能性を狭められることに異議を訴えて行く。この動画を作ったみなさんは本当にカッコイイ」
(ピノコ)