NHKの朝ドラ「ちむどんどん」8月9日(2022年)放送回。暢子(黒島結菜)は和彦(宮沢氷魚)と重子(鈴木保奈美)を再びフォンターナに招待するつもりだ。暢子が「おいしいものを出したい」と意気込んでいると、オーナーの房子(原田美枝子)は暢子に意外な提案する。(ネタバレあり)
「それで?それで?」と話に耳を傾けて...
その頃、良子(川口春奈)は、なんと和彦の実家を訪ねていた。暢子と和彦の結婚に賛成してくれるように、重子を説得するためだった。ところがそこに、「家族の味方」ニーニー賢秀(竜星涼)が登場!ひと波乱の幕開けだ。
お屋敷のなかに入ることを認められたふたり。重子に会えてまずは丁寧なあいさつをしてほしかった。ところが残念ながら、重子の前で大立ち回りとまではいかないまでも、2人でなんやかんや、にぎやかに叫び続けているだけ。
重子の前で良子とニーニーがケンカをしてしまっては、重子を説得できるわけがありませんね。百歩譲って、比嘉家の兄と姉は、暢子のことを想うあまりこんな事態に。家族思いなのは比嘉家の一番のいいところなんだけど、重子にはわかりにくいか。
「やばいやばい」と視聴者全員が思っているのだが、仕舞には笑いがこみ上げてきた。それどころか、だんだんと重子が気の毒にも見えてきた。どこでどのように怒ればいいのかこれでは困ってしまう。「和彦くんのお母様には悪いが ニーニーと良子ちゃんの言い合いが面白い」「笑 これが比嘉家だからね?」など、ネットでも半分笑ってしまったという声が見受けられた。
目もあてられない状況で、まとまる話もまとまらないとはこのこと。それでも重子の方に何やら愛情のようなものが芽生えてきたのでは?なぜって、話を聞く姿勢が見えたではないですか。「それで?それで?」と良子の話に耳を傾けて。
暢子を認めたくないという重子のかたくなな心が、いずれジュワっと溶けていくのはわかっているのだけど、どんな風に比嘉家の愛が伝わるのか、気になるところである。
(Y・U)