「コロナの長期化や猛暑で屋外に出ることが少なくなっていることで、この夏休み心配されているのが子供の不調です。中には腰痛や目の疲れといった、大人と同じような症状を訴えている子供もいるそうです」と切り出す森圭介アナ。今日8月8日(2022年)の「スッキリ」は、夏休みを迎えた子供たちの現状に迫った。
街頭インタビューでは「腰とか痛くなっちゃいます。家だと歩くことが少なくて、外出すると外に出た分結構歩くので足腰に負担がかかる」(中学2年生)、「毎日が宿題とゲームの繰り返し。足がつったり目が疲れてショボショボとなったり」(中学1年生)など不調を訴える生徒が。保護者からも「暑いとマスクしてるから外に出るのはちょっと。家でゲームしたりというのが増えている」「外で遊ばせたいけれどコロナうつっちゃったらどうしよう」などの声が。
不調を防ぐには?
多摩ファミリークリニックの大橋博樹医師は「便秘になったり、食欲がいまひとつとか、夜が眠れなくなってきたお子さんが増えてきた印象があります。お母さんの中でも心配なのですべての活動をやめておうちにいなさいという選択をされる方が増えてきた。お子さんのストレスは無視できないものになってきた」と語る。
都内の整体院をみると、施術を受けているのは首と肩が凝っているという中学2年生。
「最近コロナとかで外に出ることが少なくなっちゃって、家で勉強とかゲームで座っていることが多い」という中学生。この整体院ではもともと小中学生対象の整体コースが用意されているが、昨日施術をうけた9人中4人が子供と半数が子供だった。
「(小学生は)腰が痛いことがわからないから、ムズムズするとか何かが違うとかできて、これが腰が痛いことだと初めて理解する」(整體院 快・小澤明子院長)
司会の加藤浩次「夕方とか気温が下がった時、家の近所を散歩するだけでもぜんぜん違うと思うんですが。」
大橋博樹医師「コロナになっても普通の生活を維持している家庭と、極端に外出を控える家庭とはっきりわかれるような感じです。体をうごかしてお腹を空かせてご飯をたべるという行為が薄れている子がでてきています。」
吉川ばんび(作家)「子供のストレスにうつ的症状も考えられるのかな」
大橋博樹医師「お子さんがケロっとしているのに、親が過度なプレッシャーを与え、外出を制限しているケースもあります」
加藤浩次「愛さんのところは、うまくやってますよね」
杉山愛(元プロテニスプレイヤー)「うちもゲームが好きなので映像見る時間が長くなるんですが、私はそれが嫌で外で遊ぶアクティビティーを増やしています。暑い時間を避けたり、冷たいものを首に巻いたり工夫する方法があります」
石田健(ニュース解説者)「リスクはバランスをとって考えなければいけない。コロナが怖いからそれ以外を全部なくすのもリスク。夜遅くに遊ぶなど、昔は考えられなかったようなライフスタイルを変えなければいけない」
大橋博樹医師によると、子供の不調を防ぐためには起床・就寝時間を決めること、30分から1時間体を動かすことが重要だという。
(みっちゃん)