「安倍元総理が山上容疑者の理不尽な凶弾に倒れて1カ月が経ちましたが、徐々に旧統一教会と政治家の関係性があらわになってきました」とMCの谷原章介が切り出した。
8日(2022年8月)の「めざまし8」は、現役大臣と旧統一教会の関わりをパネルで解説。これまでに末松信介・文科相、岸信夫・防衛相、萩生田光一・経産相、野田聖子・少子化相、小林鷹之・経済安保相、山口壯・環境相、二之湯智・国家公安委員長が教団とのつながりを明らかにしている。
谷原章介「釈明を聞いても...」
また、福田達夫・総務会長は7月29日に教団との関わりについて「何が問題なのかよく分からない」と発言。その後批判の声が上がり、「被害者を生み出すような社会的に問題が指摘されている団体との関係が問題であることは言うまでもありません」と釈明している。
谷原「正直、釈明を聞いても元々何をおっしゃりたいのか分かりづらいところもあると思いますが、現職大臣、関係性があると表明した7人のうち3人が安倍派。そして福田さんも安倍派です」
橋下徹(弁護士)は「政治家がトラブル団体に名前を貸して信用を高めた結果、被害者が拡大した。このことについて『何が問題か分からない』という認識は言語道断。これは本当に問題ですから関係は断ち切らないといけない」とした上で、こう続けた。
「岸田さんはなかなか決断をしないという評判ですが、今回の内閣改造では政治家の力を発揮したと思う。1つは(旧統一教会との関わりについて)自民党は『もう調査はしない』と言っているけど、岸田さんは『自分の内閣は調査する』と国民にアピールした。もう1つは安倍派と旧統一教会の関係。自分の内閣で旧統一教会との関係を点検するというと、安倍派の排除になっていく。安倍派に対するすっごいけん制球を出したなと思います」
谷原「自民党は党としては関係ないと言いながら、個人の政治家や派閥には関係があるようです。影響力はあると思っても良いのでしょうか?」 古市憲寿(社会学者)は「政治家って票集めのためだったらなんでもする人たち。だから当然、宗教ともほかの色んな組織とも付き合う」と発言。一方で、「この1カ月間、一部報道がヒートアップして旧統一教会批判が起こっていますが、あまりにもヒートアップし過ぎてしまうと山上容疑者の目論見通りになってしまう。乗せられ過ぎちゃうと同じようなことを考えている人たちが第2、第3の事件を起こしてしまう」と指摘した。
(ピノコ)