金曜ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます？-」（TBS系）。有村架純と中村倫也がダブル主演、おまけに赤楚衛二まで出ているのになぜかハネない。内容も悪くないのに......。初回と第2話の世帯平均視聴率が6.9％、第3話が6.8％。個人視聴率は3.8％（ビデオリサーチ調べ 関東地区）。
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TBSの「石子と羽男-そんなコトで訴えます？-」番組サイトより
有村架純と中村倫也のコンビが...
司法試験に4回落ちた東大卒の崖っぷちパラリーガルと、1回で司法試験に合格した高卒の弁護士のコンビがさまざまな揉めごとや事件を解決するもの。初回、「カフェで無断充電して店主に訴えられた」依頼人（赤楚衛二）がそのまま弁護士事務所で働くようになるなど、ストーリー展開もテンポよく、面白いドラマだと思うのだが、いまひとつ人気がない。
「子どもがスマホゲームに課金」の第2話、「ファスト映画を動画サイトに無断でアップ」の第3話と、私たちの身にも起こりうる案件を取り扱っているので、勉強になることも多い。
注目は、有村架純演じる硝子の父親役のさだまさし。若い頃には映画「翔べイカロスの翼」の主演を皮切りに、何本かの映画に出演していたこともある。
記憶に新しいところでは、落語家・立川談春の原作をドラマ化したTBS年末スペシャルドラマ「赤めだか」（2015年）に、すし屋の大将役を演じ、味のある芝居を見せていた。最近も、NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の平川唯一を演じ、好評を博したばかり。さらに、10月からの朝ドラ「舞いあがれ！」の語りを担当することが発表され、70歳を超えてますます勢力的に活躍。このドラマでも、おいでやす小田演じるそば屋の塩崎とのおしゃべりシーンが楽しい。まだ3話。今からでも充分間に合う。今期、おススメドラマの1つだ。
（くろうさぎ）