統一教会から世界平和統一家庭連合への名称変更は、霊感商法などが社会問題化して18年間も認められなかったが、2015年に文部科学省は突如、変更を認め、当時の下村博文・文科相の関与があったのではないかと指摘されている。下村元大臣はきのう4日(2022年8月)、「責任は感じる」と語った。しかし、5日の「スッキリ」で金曜コメンテーターの橋本五郎(読売新聞特別解説委員は、「言葉だけじゃだめだ」と厳しく批判した。
「個々人の問題だといっていますが、そんなことありませんよ」
下村元大臣は、(名称変更の担当部署に)直接政治的な指示をしたわけではないが、「今となっては責任を感じますね」と言い、名称変更の経緯などの公開文書が黒塗りになっていることについても、「私も迷惑。ぜひ(黒塗りなしで)開示してもらいたい」と語った。
橋本「文科省が公平にやったのか、経緯を知るための文書などできちんと説明してほしいですね。このままではズルズルいっちゃう。自民党も茂木幹事長は自民党じゃなくて、個々人の問題だといっていますが、そんなことありませんよ。こんなにいっぱいの人が関与してるんだから。自民党としてきちんと調査しなくちゃダメ! 間もなく党人事と内閣改造がありますが、あいまいなままだと、この時また問題になります」
ここで旧統一教会との関係疑惑にフタをするようなら、安倍晋三元首相の国葬にも影響する。
(カズキ)