「陰性」になるまで日本に帰れない... 「スッキリ」が伝えた「帰国難民」実態

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   この夏休みに大量の「帰国難民」が発生しそうだ。現在、海外旅行者は再入国の際に、渡航先で72時間前までに新型コロナのPCR検査か抗原定量検査を受け、その陰性証明を求められるが、これが取得できない人が増えそうだというのだ。けさ4日(2022年8月)の「スッキリ」で岩田絵里奈アナが取り上げた。

  • 夏休みシーズン、海外旅行をする人は「去年の4倍」
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「回復して1カ月ぐらい陽性が続くことも」

   岩田アナ「今週末からお盆休みに入りますが、海外旅行に行く人の予約状況を見てみますと、全日空が約12万人以上、日本航空約13万人以上ということで、これは去年の4倍です」

   海外旅行者が増えれば、それだけ滞在先や機内で新型コロナに感染する人も増える。すでに、渡航先で陽性となり、帰国できないという人は増えている。9日間の予定でベトナム旅行に出かけた女性(27)は、先月20日に現地着、22日に発熱し、26日に陽性と判明した。7日間のホテル隔離となり、28日の予定日に帰国できなかったが、きのう3日になってもまだ陽性で、いつ帰国できるかわからないという。

   人気リゾートのインドネシア・バリ島の日本総領事館は、「帰国するためのPCR検査で陽性となり、帰国困難となる日本人旅行者が増加しています」と警告を出した。

   日本感染症学会指導医の水野泰孝医師は「PCR検査は感染力が下がっても、陽性になり続ける期間が長いんです。回復して1カ月ぐらい陽性が続くこともあります」という。その間、陰性証明がとれず、日本に帰れないということだ。さらに、最近は海外ではPCR検査機関が減っていて、検査そのものが受けにくくなっているらしい。

   帰国できなくなれば、渡航先での宿泊費、航空機の再予約代金などがかかる。岩田アナは「各保険会社は海外旅行で新型コロナに感染した場合に補償されるプランを用意しているということです。たとえば、損保ジャパンはホテルの延泊料金、変更した航空券代金、渡航先で医師から指示されたPCR検査費用が補償されます」。まずは、出発前にこうした保険に入っておくということか。

   夏休み中の加藤浩次に代わって司会のウエンツ瑛士「これから旅行という方も多いと思います。(旅先での感染に)くれぐれもお気をつけてください」

(カズキ)

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