イルカ好き玉川徹も「野生のイルカは怖いものだと考えた方が」 福井市の海水浴場で被害

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   福井市内の海水浴場で、野生のイルカに海水浴客がかみつかれる被害が相次いでいる。きょう4日(2022年8月)の「モーニングショー」で野上慎平アナウンサーが伝えた。

   福井市近辺の海でイルカが目撃されるようになったのは、ことしの4月ごろからという。夏に入り、鷹巣海水浴場や越廼海水浴場に入ってくるようになった。福井市が把握しているだけで、海水浴客がかまれるなどの被害が10件以上起きている。

  • 注意をよびかけている(写真はイメージ)
    注意をよびかけている(写真はイメージ)
  • 注意をよびかけている(写真はイメージ)

11針を縫うけがも

   目撃されているのはミナミバンドウイルカのオスとみられ、体長約2メートル、体重約200キロ程度。歯が鋭くとがっているうえに、ぶつかるだけで内臓破裂など大けがをする危険性もあるという。

   7月31日に番組が越廼海水浴場で取材中、海の家を営む男性が突然「あがってー、あがってー」と叫んだ。海水浴客の近くをイルカが泳ぎ回っている。ボランティアが水上バイクで追い払おうとするが、なかなか離れようとしない。

   海に取り残された子どもたちを助けようと、イルカの背びれをつかんで注意を引こうとした父親は、指をかまれて11針を縫った。「密着してくるので引きずり込まれたらあかんと思った。向こうは遊んでいるつもりだろうが、こうやってケガをしてしまうので怖いです」と話していた。

   越前松島水族館の松原亮一・副館長は「あそこまで人に執着して波打ち際まで人を求めてくるイルカというのは今まで経験がない」と驚く。「軽くかまれても、(歯が)鋭くとがっているので、動くと皮膚が裂けてしまう。触らない、近づかない、エサをあげないというのが基本。引きずり込まれて溺れてしまう危険性もあるので、見つけたら海から出てほしい」と注意を呼びかけている。

   野上アナ「イルカはかわいいですよね。近づいてみたい気持ちはわかりますが、野生のイルカと飼育されているものは全く違います」

   石山アンジュ(「パブリックミーツイノベーション」代表)「野生と人間の共存を考えると、お互いが近寄らないという認識が必要です」

   玉川徹(テレビ朝日社員)「僕もイルカが好きで、八景島(シーパラダイス)までシロイルカを触りに行ったことがありますが、野生のイルカは怖いものだと考えた方がいいですよね」

(キャンディ)

姉妹サイト