きのう3日(2022年8月)は東京で36.1度を記録するなど、連日猛暑が続いている。そんな中で、倉田大誠アナが取り上げたのは、あるネット上の論争。「厳しい暑さの中、外で運動する子供たち。その服装をめぐって『シャツをズボンの中にインするか、アウトにするか』、SNSで『♯シャツアウトアクション』が話題になっています」と4日の「めざまし8」で切り出した。
少年サッカーチームを預かる男性は「サッカー界にある『シャツイン』の伝統は尊重するが、選手に何かあっては遅い。熱中症が心配です」と話し、シャツアウトを実行しているという。実際に、サーモカメラでシャツをインした場合とアウトの場合の体表温度を比較すると、アウトにしたほうが温度は低かった。また、サッカーウエアではなく普通の服で測って検証してみても、シャツインよりアウトのほうが体表温度は低くなった。
空気の出口を作ることで...
サッカー指導者の中にはそれでもシャツインを指導しているところもあるという。果たして、シャツアウトは熱中症対策として効果があるのか? 熱中症予防啓発ネットワーク代表の犬飼公一医師は「シャツをインにすると、服と体の間に熱がたまります。いうなればダウンジャケットを着て運動しているのと同じ状況です。シャツを外に出すと汗が蒸発しやすくなるというメリットがある。空気の出口を作ることで熱中症の予防につながります」と説明した。
社会学者の古市憲寿は「最近の流行だとタックイン、つまりシャツインなんです。ビッグシルエットの服だと足が短く見えるなど、スタイルが悪く見えてしまうので、ファッション的には『イン』がいい。でもサーモカメラで見て、これだけ変わるなら真夏はシャツを出したほうがいいですね」とコメント。
司会の谷原章介は「僕の世代だとシャツは出すのがカッコいいとされていた時期がある。入れるのもいいですけど......」と歯切れ悪くコメントしたうえで、古市に対し「古市さんは室内にいるからどっちでもいいでしょ?」と質問。
古市は「僕はほぼ室内で涼しいところにいるから、どっちでもいい」と苦笑い。
谷原は「その場の気温次第でシャツを出したり、入れたりして楽しんでください」とまとめた。
(バルバス)