尾身会長ら新提言に玉川徹「今ごろ何言ってんだ」 安部敏樹は「敬意を持って見ている」

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   感染急拡大で医療現場での逼迫が進んでいる新型コロナ第7波をめぐり、きのう2日(2022年8月)、政府分科会の尾身茂会長ら有志が日本記者クラブで会見し、コロナ対策に関する新たな提言を発表した。3日の「モーニングショー」で、MCの羽鳥慎一がパネルを使って説明した。

   尾身会長らは、医療と社会経済活動の両立をめざすのであれば、「感染拡大を招かない一人ひとりの主体的行動を育てる」「柔軟かつ効率的な保健医療体制への移行」を早急に検討するよう国に要請。具体策として、新規感染者の全数把握の見直しを提案した。

  • 新型コロナめぐり専門家有志が提言
    新型コロナめぐり専門家有志が提言
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「第1波なら仕方ないが...」

   尾身会長は「少し感染が収まってから議論するという意見もあったが、今の感染拡大を抑えるため、医療のさらなる逼迫を抑えるために発言すべきだと思った」と話した。

   尾身会長らの提言の背景について、森山みなみアナウンサーは「抜本策を避けてきた政府へのいら立ちがあったといいます。抗原検査キットの無料配布や『BA.5対策強化宣言』の新設など政府の対策について、専門家有志の1人は小手先の対応だと苦言を呈しています」と、きょうの朝刊記事を紹介した。

   埼玉医科大学総合医療センターの岡秀昭教授は「行動制限をしないなら、感染者が増えるのは明らかだったわけで、それを発熱外来等がどう支えるかなどを政府は決めておくべきでした。僕たちのいる現場とは、かなり気持ちが乖離していると思っていました」

   浜田敬子(ジャーナリスト)「外から見る限り、政府が全く動いていないように見える。そのいら立ちがあって専門家が提言したということでしょう」

   「尾身会長らは今まで政府に対して色々言ってきた立場の人なのに、今ごろ何言ってんだ、何も準備しないで、今になって何それ、と。僕は腹立たしいです」とまくしたてる玉川徹(テレビ朝日社員)に対し、安部敏樹(「リディラバ」代表)は「僕は玉川さんとは違う意見。尾身会長ら有志が提言をしたことは、敬意を持って見ている」ととりなしたが、玉川は「これが第1波なら仕方ないが、コロナがどういう感染症かわかっていて、海外の先行例もある。尾身さんは2年以上の間、政府と一体となってやってきているわけじゃないですか」と怒りが収まらない様子だった。

(キャンディ)

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