「久々の花火大会」で連続火災 コロナ禍との関係は? (めざまし8)

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   1日(2022年8月)の「めざまし8」は相次ぐ花火大会での火災について伝えた。7月30日には三重県名張市の「名張川納涼花火大会で」、翌31日には富山県射水市の「富山新港花火大会」で火災が発生。2例ともコロナの影響で3年ぶりの花火大会だった。

   MCの谷原章介「2年間くらい花火大会がなかった中での再開で、こういうことが起こりがちなんですかね?」

  • こんなところにも影響が
    こんなところにも影響が
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「経験者でもしばらくやっていなかったら...」

   古市憲寿(社会学者・作家)「世界中で同じようなことが起こっている。例えばヨーロッパでは、空港や航空会社がコロナで人を雇止めしてしまい、2年、3年のブランクでなかなか元通りにならない。やっぱりコロナで失われた日常生活ってなかなか元に戻らないんですよね。花火は1番影響を受けた分野。花火大会はほとんど中止になり、花火師さんはリストラにあったり仕事をやめたり、廃業も多かったけれど、飲食店のように国からの保証もなかった。それを急に元に戻すのは、なかなか難しいと思います」

   番組は、元東京消防庁麻布消防署長の坂口隆夫さんをスタジオに招き、相次ぐ花火大会での火災の原因について聞いた。

   坂口さんは、2つの可能性を指摘した。1つ目は「事前準備の不足」。「枯れ草を処理したと言っていますが、処理しても残っているんです。その場合には、事前に散水をして火種が落ちても火がつかないような措置を講じないといけない。それができていなかった」ということだ。

   2つ目は「花火大会運営の経験不足」。坂口さんは「経験している人が少なかったのかなぁと。必要な申し送りができていなかった。必要な指示が下まで徹底されていなかった。だから確認ができておらず、火災が起きてしまったということですよね」と話した。

   谷原「経験者でもしばらくやっていなかったら忘れますよね」

   坂口さん「そういうことです。ですから、コロナの影響もあると思います」

   橋下徹(弁護士)「こういう公共の場で花火大会をやる場合には、運営者側と行政、消防署が入念に協議をする。膨大な準備を重ねて実施に至るんです。多くの人数が手順を踏んでいく場合には、期間を開けると人事異動で人が変わってしまいますから、やはり2年、3年開いた影響は大きいんじゃないのかな」

   谷原「コロナでの中断、そしてコロナ対策でも人員を割かないといけないのが運営側には大きな負担になっているのかも知れません」

(ピノコ)

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