男性のコスメ・眉毛パーマ好調、でも... 「美容男子」とラベリングしなくてもよいのでは?(草野絵美)

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   岩田絵里奈アナが取材現場に出る「外回り行ってきます」のコーナー、29日(2022年7月)のテーマは男性の美容ケア」。「スッキリ」司会の加藤浩次が「最近、増えてるよね」と言うと、岩田アナは「メンズコスメティックの市場がぐっと伸びていまして、2022年は1583億円」と説明。加藤は「うん、これはまだまだ伸びていくよね」とコメントした。さて、今の男性はどんな美容意識を持っているのか――。

  • 男性の美容ケアに関心が高まっている(写真はイメージ)
    男性の美容ケアに関心が高まっている(写真はイメージ)
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加藤浩次「もう当たり前のことなんだね~」

   最初に登場したのは2人の男子高校生。1人は「風呂上がりに保湿ケアをする」、もう1人は「たまにパックもしている。K-POPアイドルの肌がきれいなので、あんな風になりたいなと思って始めた。ユーチューブでやり方を見て、お小遣いで化粧水とかを買っている」と答えた。

   大学1年生の男子が「入浴後と朝に化粧水、美容液、顔パック、美容液アンプルと保湿クリームを使う」と、商品名を言いながら答えると、岩田アナは「私にも全然わからない」と驚きの表情。この大学生は化粧品を25種類保有しており、肌の調子によって使い分けているという。

   ニキビができやすいのが悩みだった28歳の会社員は「妻に肌が汚いと言われて始めた」と言う。横にいた妻は「最初は化粧水をつけさせただけだったが、今は洗顔、プレ化粧水、化粧水、クリームで、ニキビができにくくなった」と話した。

   アパレル勤務の25歳男性は「メイクはたまにする。最初はBBクリームでアイメイクも。メイクしていることがバレないようなメイクを心掛けている」と言う。

   こうした男性たちの話を聞き、ワイプで驚きの表情を見せ続けていた加藤は「もう当たり前のことなんだね~」とつぶやいた。

   東京・原宿のコスメ店にはメンズコスメのエリアがある。新宿伊勢丹でもメンズコスメのエリア面積を2倍に増やした。男性誌にもメイクのテクニックを解説するページが登場している。銀座にある男性専用のメイクサロン「イケメン製作所」を訪れた25歳の男性は、BBクリームの後、コンシーラーでニキビ痕を隠し、パウダーで陰影をつけるなど約2時間かけて化粧をして、見違えるほど男前に。これをみた加藤は「いいじゃない! キリっとしたね~」と自分事のように喜んだ。

「全身を除毛します」

   この時期ならではの美容ケアもある。大学2年生の男子は「海に行く前には除毛クリームを使って全身を除毛します。しないで海に行くなんてありえません」と言う。岩田アナは「都内のある美容クリニックでは5年前に比べて、利用者は9倍に増えていると言います。そのなかで今、トレンドになっているのが『眉毛』です」と言う。マスク生活で眉毛が目立つのでケアをしたいということらしい。特に『眉毛パーマ』が好調だという。

   45歳の会社役員が眉毛サロンに初挑戦した。ワックス、毛抜きで形を整えられ「けっこう痛いよ」と言いながら耐えること1時間半。希望通り「理想の上司風眉毛」が完成した。

   その出来栄えに加藤は「描いてないんでしょ? 整えるだけどこんなにキレイになるんだ!」とまたビックリ。

   この男性「出会う人が受ける印象がよくなるのはプラス」と言いながら、「本当は8歳の娘にモテればそれでいいんです」と本音を告白。ではその娘の反応は「パパ、眉毛変わった。カッコよくなったね」で大満足。

   レポートを見た加藤は「それで自信がつくならいいと思います」。

   コメンテーター初登場のアーティスト・草野絵美が「美容ってみんなのものだと思うんですよ。男性も女性もやりたければやればいいし、自分の気持ちが上がる。だから別に『美容男子』ってラベリングしなくてもいいのではないか」と指摘すると、加藤も「そうですよね」と同意。

   しかし、読売新聞特別編集員の橋本五郎が「ちょっと異議がある」と割り込み、「美容男子って美意識が高いってことですが、美意識というのは本当は芸術とか文化に対して造詣が深いことを意味するんです」と言うと、加藤は「あ~、確かにそうです。怒ってますか?」。橋本は「はい」と顔をしかめた。

   加藤は「市場規模はもっと伸びていきそうですね」とまとめた。

(バルバス)

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