甲子園を目指す高校野球の地方大会が大詰めを迎えているなか、新型コロナに翻弄された奈良県大会の話題をきょう29日(2022年7月)の「めざまし8」が取り上げた。倉田大誠アナウンサーがけさのスポーツ各紙を紹介した。
奈良県大会はきのう28日に決勝が行われ、天理高校と生駒高校が対戦した。生駒は準決勝で強豪智弁和歌山を破って初の決勝進出と勢いに乗っていたのだが、部員に新型コロナ陽性者や体調不良者が出たため、登録メンバー20人中12人を急きょ変更し、主力を欠くなかで試合に臨んだ。
「21-0」の大差だったが...
試合は21-0と天理が大差をつけて9回を迎えた。すると、2アウトとなったところで、天理の内野陣がマウンドに集まり、主将の戸井選手が「喜ぶのはやめておこう」と声をかけたのだという。試合が終了すると、全員がマウンド周辺に集まって抱き合うといったいつもの光景はなく、天理メンバーはすぐに整列した。
天理の中村良二監督は「周りのことも考えてやれるようになったんだなと。バッと(マウンドに集まって)なりたかったと思うんですけどね。優勝したんやから」と選手たちの姿に涙を流していたという。
倉田アナ「閉会式後、中村監督は、落ち着いた時点で決勝に出られなかった3年生の練習試合を行いましょうと生駒サイドに提案したそうです」
MCの谷原章介「僕が感動したのは、天理の監督が『プレーで手を抜くことは失礼だから本気でやってこい』と言ったこと。その結果が21対0でした」
風間晋(フジテレビ解説委員)「生駒の選手たちには万全な状態で試合をさせてあげたかったですよね」
(キャンディ)