NHK朝ドラ「ちむどんどん」7月28日(2022年)の放送回。暢子(黒島結菜)は和彦(宮沢氷魚)との結婚に反対する和彦の母・重子(鈴木保奈美)を翻意させるために、「あまゆ」に来てもらい美味しい料理でもてなそうとする。だが、そんな経緯を全く知らない兄の賢秀(竜星涼)が登場。
「重子に酷すぎ」「クズっぷりに安定感」
ああ、やっぱり。ここ一番という場面でいろんなものを破壊してきたにーに。地雷をどれだけ踏めば気が済むのであろうか。ところが(質が悪いのは)肝心の本人には悪意がないのである。家族の愛情ゆえ、思いやりの表れなのだ。「ごめんよ暢子」としょんぼりというのが毎度のこと。それはわかるのだがだんだん飽きてきたのが正直。
どれほど和彦が説得したのかは、語られなかったが、せっかく「あまゆ」に重子さんが来てくれたのに、昭和の有閑マダムとギャンブル狂いの男なんて、どれほど重子さん、驚いたであろうか。「住む世界が違う」と再認識するのはあたりまえの状況である。
「もういい加減、にーにーのやらかしに飽きた」「百億歩譲ってお店まで足を運んでくれた重子に対して酷すぎ」「クズっぷりに安定感あるにーに!」「にーにのタイミング悪い登場だが、親戚になればいつかバレるから仕方ない」とこの場面では視聴者全員が、にーにのこの登場に不満いっぱいであった。
状況が読めたにーには、カバンひとつで出て行った。それを追いかける暢子。そして怒るどころか、にーにを笑顔でなだめながら「お金ないんでしょう」と自分の財布からお金を出して渡した。このデジャブは柴又?ここは鶴見ですよね。意図的に老舗大人気映画を意識している感じはみてとれましたが、にーにのデストロイヤーぶりは、ちょっと勝手すぎやしないかしらん。
今後、にーにがどこへ向かっていくのかそれも気になるが、予定を壊された和彦と暢子が、「和彦を渡さない」とがんじがらめの重子さんをどうやって説得するのか。あるいはフォンターナで暢子の秘密兵器が登場するのだろうか。料理の内容、重子さんの態度の変化が楽しみ。
(Y・U)