コロナ感染で「壮絶隔離」 モーニングショーが伝えた実状

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   新型コロナウイルスに感染して「夫や子供にうつさないためにと車の中で生活した女性がいます」と、司会の羽鳥慎一が切り出した。27日(2022年7月)の「モーニングショー」は、自宅との行き来などを「壮絶隔離」と銘打って実状を伝えた。

  • 感染防止にさまざまな努力を
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3泊4日の車中生活

   神奈川県内に夫と息子の3人で暮らす40代女性で、以前から「感染したときはだれか1人が車中泊しよう」と決めていた。今月14日、急激な腰痛で、夜には立ち上がることも横になることもできず、病院で検査したら陽性だった。発熱や頭痛、下痢と「コロナ症状のオンパレード」だったという。夫が医療従事者なので、うつすわけにかないと3泊4日の車中生活を体験した。

   トイレに行くときは、車内から自宅へ「行っていいか」とLINEする。よければ、まず車中で手指などを消毒、自宅のドアノブは肘で開ける。玄関には消毒液や防菌シートなどを常備しておき、ウエットティッシュを持ち室内へ。食事や飲み物は「食べたい」と連絡し、自宅前の自転車かごにいれておいてもらった。その後、宿泊療養施設に移ることができ、現在は回復した。「つらかったけど、気合や根性で感染させないようにしたいですよね」と話した。

   全国の自宅療養者はきのう、61万2000人と過去最多を更新した。国際医療福祉大学の松本哲哉教授は「外来を受診できない人も多数いて、数字に現れない人も相当いる」と指摘する。実数はもっと多いはずだ。

   自身も感染したコメンテーターの安部敏樹(起業家)は「40度近い熱が48時間つづき、熱のある状態で発熱外来の外に並んだ。熱が下がってからも、倦怠感や意思決定の遅さが高熱の時のように消えなかった」という。

   羽鳥「軽症でもきついですね」

   安部「軽症でもかからない方がいいのは間違いありません」

(あっちゃん)

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