沖縄・やんばるの思い出の場所で再会した比嘉暢子(黒島結菜)と青柳和彦(宮沢氷魚)。2人はついに結婚を決める。
暢子はその決定を家族や前田善一(山路和弘)に報告。母・優子(仲間由紀恵)は心からそれを喜び、暢子にあることを依頼する。
一方、優子は親戚の賢吉(石丸謙二郎)から勧められていた善一との再婚はしないと決め、善一に伝える。
それぞれの思いと決断
東京に戻った暢子が、和彦とのことを「アッラ・フォンターナ」のオーナー・大城房子(原田美枝子)に報告すると、房子は驚きながらも2人を祝福した。
和彦の実家にあいさつ言った暢子は、和彦から母・重子(鈴木保奈美)を紹介される。2人の様子から、暢子は母・息子間の確執を感じ取る。
そして重子は、暢子に「和彦との結婚は許さない」と言い放ったのだった。
想定外の展開に動揺した暢子だが、気持ちを持ち直し和彦との結婚を認めてもらうための作戦を練る。そして手作り料理でもてなすことで、重子の頑なな心を動かそうと思いつく。
そのころ沖縄・やんばるでは、妹・歌子(上白石萌歌)が唄三味線の稽古に苦戦していた。そして、そんな歌子のもとを、失恋で落ち込む砂川智(前田公輝)が訪れる。
暢子はさっそく重子を「あまゆ」に招待。手によりをかけて作った沖縄料理の数々で重子の心を解きほぐそうと頑張っていた。
そこに現れたのが兄・賢秀(竜星涼)。事情を知らない賢秀は、重子とトラブルを起こしてしまい、重子の気分を害してしまう。
そのことで重子の説得をあきらめかけた和彦に、暢子は新たな提案をした。今度は、手作り弁当を届けてみようというのだった。和彦は、弁当と一緒に自分の気持ちをつづった手紙を手に、重子のもとを訪れる。
一方、沖縄・やんばるでは、そんな暢子たちの奮闘に刺激を受けている人物がいた。嫁いだ石川家のしきたりに苦戦していた姉・良子(川口春奈)だ。石川家の人びととちゃんと向き合う決心をした良子。それを知った夫・博夫(山田裕貴)も覚悟を決める。