「安倍元総理を銃撃した山上(徹也)容疑者が強い恨みを持っていたのが旧統一教会ですが、先日(2022年7月10日)の参院選で、教団の票の割り振りが行われていたと現職の自民党の議員が明かしました」と森圭介アナが切り出した。
20日の「スッキリ」は、自民党の青山繁晴・参議院議員のブログの内容を紹介。「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」と自民党議員の関係について言及したもので、「ある議員が派閥の長から旧統一教会の選挙の支援を受けるようにと指示され断ると、派閥の長はその分の票を別の議員に割り振った」というような内容だ。
参院選での集会模様も紹介
青山議員はそのブログに「宗教が政治に関係を持ってはいけないとは考えていない」と主張した上で、「旧統一教会の支援を一般の有権者に明かされていないのは問題」とし、「見直すべき」と記した。
番組は、もう1つ教団と政治家の距離の近さを証明する映像も放送した。参院選中に自民党の候補者・井上義行氏(参院選で当選)が同席した教団の関係団体の集会だ。
教団関係者と見られる人物から「井上先生はもう食口(シック、信者のこと)になりました」と紹介されると、井上氏は参加者に投票を呼び掛けていた。さらに、6月2日の「井上よしゆき君を激励する会」集会では、教団の友好団体の幹部が登壇後、安倍元総理も壇上に上がり、井上氏を応援した。
井上氏は日本テレビ「news zero」の取材に対し、教団との関係について「世界平和統一家庭連合では信徒ではなく井上よしゆきが政策として掲げている6つの国づくり、これに賛同を得られることから『賛同会員』になっています。なお、賛同会員として会費や寄付の指示は受けておらず、また井上よしゆきからも行っておりません」と回答したそうだ。
司会の加藤浩次「(青山議員の主張は)ちゃんと言うべきであると言っているわけですが」 宮崎哲弥(評論家)「これだけ反社会的な行動をしていると言われている宗教団体なのに、開示するだけでいいのか。関係を断つべきなのではないか。通常の宗教とは違う」
また、井上氏の「信徒ではなく賛同会員」という主張について、加藤は「『今後、問題のある教団とは付き合わない』って言うべき」、宮崎氏は「コメントを聞いていると、じゃ、賛同会員ってなんなんだって思います。井上議員だけではなく、関係を持っていたとされる議員はみなさんそのように発言すべきです」
みちょぱ(池田美優:ファッションモデル、タレント)「安倍元総理が亡くなられ、これだけたくさんの被害者の方が表に出てきているのに、なんでそれでも、やめないんだろう」
(ピノコ)