「BBQ王」が語る「BBQドリーム」とは (激レアさんを連れてきた。)

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   オードリー・若林正恭さんと弘中綾香アナウンサーが司会を務め、ユニークな人生を歩んできた一般の人がゲストとして登場する「激レアさんを連れてきた。」。7月18日(2022年)放送の激レアさんは、「テレビチャンピオン」のバーベキュー決定戦で優勝し、世界大会に挑み続けている『BBQ王』のウチヤマさん。BBQに魅せられたウチヤマさんの激レアな歩みを紹介しながら、本場アメリカのBBQについても学べる、奥深い内容でした。

   もともとは「BBQが好きな兄ちゃん」という程度だったのに、湘南に引っ越したことをきっかけにBBQにどハマりしたウチヤマさん。ある時、BBQの定番である串焼きは「食材の火が通る時間がバラバラになるから、おかしいのでは?」と疑問を抱き、一人でBBQの研究を始めたと言います。そしてある日、BBQ協会に足を運んだウチヤマさんに突きつけられたのは、「日本で普段やっているものはBBQではなく、焼肉パーティー。日本はBBQ後進国」という現実でした。

  • BBQ?「野外焼肉宴会」?(写真はイメージ)
    BBQ?「野外焼肉宴会」?(写真はイメージ)
  • BBQ?「野外焼肉宴会」?(写真はイメージ)

「BBQ女王のお父さん」

   ウチヤマさんによると、本場アメリカのBBQは「ホストが焼いてゲストをもてなす」というもの。みんながお皿とお箸を持って肉に群がる日本のスタイルは、BBQではなく「野外焼肉宴会」に過ぎないと言います。

   また、日本のBBQでは薄い肉を網で焼くスタイルが定番ですが、アメリカでは大きな肉を低温で長時間焼き、その後に薄く切ると美味しく焼けるとされています。高級肉を使うのではなく、安い肉をいかに美味しく焼くか、という腕が重視されているのも、日本との違い。こうして本場のBBQを学んだウチヤマさんは、BBQインストラクターの資格を取得。六本木のキャバクラ嬢やIT企業などから依頼が相次ぎ、「湘南BBQにウチヤマあり」と言われるほど評判を集めたのだそうです。

   そんなウチヤマさんのもとにある日、世界大会の話が舞い込んできます。BBQの世界大会とは、世界中からBBQの達人が集い、広大な敷地で4日間にわたって開催される盛大なもの。大会側が「明日の●時にお肉を提出してください」と提出時間を指定し、選手はその時間ちょうどに最高の肉が焼き上げなければなりません。審査員は誰が作ったかは知らされず、味や見た目などを公正にジャッジ。優勝者は最大10万ドルの賞金がもらえるほか、オリジナルのバーベキューも商品化され、一攫千金を狙える「BBQドリーム」があると言います。

   初めての世界大会では、スマホで温度管理や火力調整をするなど、ハイテクな技を駆使する猛者たちに圧倒されたウチヤマさん。ボロボロの結果に終わってしまいましたが、悔しさをバネに何度も挑戦し続けたところ、4大大会のひとつで日本人初の15位入賞という快挙を成し遂げます。その後もBBQのパイオニアとして、日本人初のチャンピオンを狙い続けるウチヤマさんですが、ひと足先に日本人初のチャンピオンになったのは、なんと当時10歳の娘さんでした。ハンバーガー部門ジュニアの部を制した娘さんに、「ちょっと悔しいけどうれしい」と父親の顔を見せたウチヤマさん。番組の最後には、若林さんによる恒例のラベリングで「BBQ女王のお父さん」と名付けられていましたが、今後は「親子でBBQ王」になれる日も近いかもしれませんね。

(Hibunny)

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