ちむどんどん和彦「一生かけて...」 熱い取材シーンも「愛」との事が気になる人々

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   NHK朝ドラ「ちむどんどん」7月19日(2022年)放送回。お盆の頃、ひさしぶりにやんばるに帰省した暢子(黒島結菜)と賢秀(竜星涼)。良子(川口春奈)と歌子(上白石萌歌)と4人そろったきょうだい。確かに、久しぶりに4人がそろったやんばるで、懐かしい感じも。(ネタバレあり)

  • NHKの「ちむどんどん」番組サイトより
    NHKの「ちむどんどん」番組サイトより
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見入ってしまった真摯なシーン

   その頃、和彦(宮沢氷魚)は取材で沖縄に入り、嘉手刈(津嘉山正種)という老人の取材に挑戦していた。気難しそうな嘉手刈は、何も語ろうとしないため、和彦は東京の田良島デスクに電話をして、自身に気合を入れる。

   嘉手刈の立場はとっても難しい。簡単に取材に対応できないのも当然である。沖縄で大切な人を失った人は、その数だけ物語があり、感情があるのである。ただ単純な悲哀ではないはずだ。

   和彦が、自分の育ってきた環境や、家族のことを話したあと、嘉手刈が重い口を開きはじめた。田良島デスクと沖縄との関わりもわかり、久しぶりに真摯なシーンで見入ってしまった。

   嘉手刈が、和彦が田良島の部下であるとわかったあと「田良島さんと同じ眼をしている」とぽつり。和彦は、どれほど嬉しかったであろう。尊敬している田良島と志が同じだと思うとじーんと熱くなったはずである。そして「一生かけて考えます、お約束します」と和彦。「今日ちゃんとしてるじゃん」「時間をかけて向き合う、一過性の取材で終わらせない、という決意表明」など和彦の気持ちに沿ったコメントもツイッターなどで見受けられた。

   先週までの恋愛パートがなかったら、バシッと決まるシーンではあったが、残念ながら口先だけの薄っぺらい感じを受けてしまった視聴者もいたようだ。「一生かけてやるべきは... 大野愛へのお詫びでは...?」など辛辣な声も目立ったが、残念ではあるが展開上、仕方なし。

   しかし、今週は沖縄の話になっていくので、沖縄を追っかけてきた和彦のイメージが挽回できるといい。

   ところで、優子(仲間由紀恵)の暢子たちに隠していたことも只ならぬ様子である。涙なしには語れないか?

(Y・U)

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