谷原章介「気象情報・注意報に気を付けて、行動を」 各地で大雨の危険性

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   九州地方を中心に、19日(2022年7月)未明から線状降水帯による大雨が続き、低気圧は東北、北海道にも広がり、大雨による危険な状況が拡大する可能性が強い。同日の「めざまし8」が特集で速報した。

   番組冒頭から、天達武史・気象予報士が注意を呼び掛けた。福岡、佐賀、大分、山口県では昨夜から、線状降水帯が発生、災害級の大雨が降り続いている。上記4県に加え、島根県で、土砂災害警戒情報が出た。災害級の雨を降らせる危険な線状の雨雲が、昨夜から今朝にかけて九州、中国地方を連続して通過した。

  • 災害級の大雨となる可能性も指摘されている
    災害級の大雨となる可能性も指摘されている
  • 災害級の大雨となる可能性も指摘されている

「がけ崩れや急な増水」への注意呼びかけも

   天達予報士は、「ふだんは30分ほどで上がる雨が、雲の停滞で、長く豪雨が続いている。1本が抜けたような状態だが2本目がかかり始めている。東シナ海から非常に活発な雲が流れ込んできている」。道路の冠水や、川の急激な増水、土砂災害の危険に注意を呼び掛けた。福岡県では、北九州市や久留米市など12万余世帯の約24万人を対象に、避難指示が出た。大分県日田市などでも3万余世帯約8万人に、佐賀県、山口県でも一部世帯に避難指示が出された。

   19日朝9時現在、危険な雨雲は九州北部から中国地方に広がっている。この雨雲は今夜にかけて北陸・東北・北海道にも広がり、天達武史・気象予報士は、「小さな河川が急激に増水する恐れがあり、本日の明るいうちに避難を」と呼びかけている。

   明日朝にかけての予想雨量は、九州で250ミリ、四国・近畿で200ミリ、中国北陸で100ミリ、愛知・東海では180ミリ、甲信・関東で150ミリとなっている。天達予報士は、

「鹿児島県や宮崎県は、これから雨のピークがやってくる。崖が崩れる可能性もあり、250ミリだと道路は冠水する。関東などの150ミリも1カ月分の雨量に当たる。山や川に近いエリアでは、がけ崩れや急な増水に注意を」。

   今月に入ってから「異常な気象」が続いている。普段ならば数年に一度しか出ない「記録的短時間大雨情報」が、3、5、6、8、9、12、15、16、18、19日の計10日間に40カ所で発生した。

   MCの谷原章介「災害級の大雨になる可能性があります。大丈夫と思わず、気象情報・注意報に気を付けて、行動していただきたい」

   コメンテーターの武井壮氏「昔に比べると降水量もかなり増えている。一回目の雨で大丈夫でも、次は危ないと考えて早め避難を」。

(栄)

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