眉毛の産毛、剃ったら別室登校... あるあるブラック校則に加藤浩次「なくしましょう、こんなものは」

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   18日(2022年7月)の「スッキリ」が取り上げたのは、ブラック校則の実態とそれがいまだに残っているワケ。岩田絵里奈アナはまず、ある女子中学生のケースについて伝えた。

   岩田アナ「写真に写るのは、福岡県久留米市の公立中学に通う女子生徒です。学校では4月に頭髪検査がありました。そこで『眉を剃ったり、抜いたり、カットしたりしない』という校則に違反したとして女子生徒は3日間の別室登校が科せられました。『スッキリ』の取材に女子生徒は『眉毛の間の産毛を剃っただけ』と答えています」

   確かに、写真の眉毛はちょっと整えた程度にしか見えず、どこが悪いのかさっぱりだ。

   この女子中学生はさらに、ポニーテールで登校した時も指導があったというが、理由を聞いてみると...。「ポニーテールは目に入ったら失明するって先生が言っていた。あと、うなじが見えると男性が欲情するって言っていました」。

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現場教師「校内暴力の時代に戻るんじゃないかと、過度に予防線」

   番組は中学生たちを取材。すると、「寝癖直しのためでもヘアアイロンや整髪料は禁止」「日焼け止めは色付き・匂い付きは禁止」「下着の色をチェックする」「前髪は眉より上」「パーカーは禁止(トレーナーならOK)」などなど、中学生たちが不満や疑問を感じている校則が続々と挙がった。

   しかし現場では、こうした時代に合わない校則でも変えることに反対の声もあるという。

「また80年代の校内暴力の時代のように戻るんじゃないかと(心配の声が上がる)。過度に、かなり手前で予防線を張ってしまうところがある。仮に緩和したときに何か問題が起きたら、やっぱり誰かが責任を負わないといけないと考えると、『これまで通り』というところに落ち着いてしまいがちなんです」(岐阜県の公立高校教員)

   一方、学校教育問題を研究する名古屋大学の内田良教授は番組で、「授業の妨げになる行為以外は基本自由にすべき」と提言。「例えば、眉毛を整えることで、誰かを攻撃しているのか。迷惑をかけたときは対応すべきですが」。

   司会の加藤浩次「自由を得るということは、責任が絶対に伴うんだという教育ですよね」

   内田教授「そうです。今、なんで自由なのかということをちゃんと自分たちで考えていく。『お互いを尊重しているから自由でいられるんだよね』ということをちゃんと教育の中で伝えていく。校則があることで、ただただ叱りつけていくことになってしまう」

   加藤は最後に、「もういいって、こんな校則。本当なおかしなこととか人を傷つけることはダメとか、もっとそっち側にいったほうがいいと思うな。なくしましょう、こんなものは!」と訴えていた。

(ピノコ)

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