羽鳥慎一「親が旧統一教会の信者である方の話をうかがいました」 その内容とは

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   安倍晋三元首相の銃撃事件をうけ、容疑者の母親が1億円近くを旧統一教会・現世界平和統一家庭連合に献金していたという関係者証言を各メディアが報じている。信者の親を持った「信仰2世」の実状をさらに掘り下げて、14日(2022年7月)の「モーニングショー」が取り上げた。

   捜査関係者によると、容疑者(41)の母親は父親の生命保険金や家と土地までを教会に貢いだとみられ、一家は離散したという。

  • 「モーニングショー」番組サイトより
    「モーニングショー」番組サイトより
  • 「モーニングショー」番組サイトより

会見では「献金はご本人の心情に基づいて」と説明

   司会の羽鳥慎一「親が旧統一教会の信者である方の話をうかがいました」

   番組の取材に応じた信仰2世の女性、嘉陽田恵利さんは、両親が合同結婚式でマッチングされて生まれたという。子供のころから礼拝に行き、活動の一環で韓国に行った際は「悪霊をはらうため」と、全身を思い切り8時間叩き続ける行事に参加させられた。母親がとくに熱心な信者で「数千万円は献金してきた」「家にはツボや印鑑、ろうそくやいろんな物があった。霊感商法はあった。(自分が何を言っても母親は)抜けられなかった」と話した。

   信仰2世の20代男性も両親が信者で、「もともと普通の家庭水準だったが、高額な献金をやり、今はギリギリ、非常に貧乏」「おそらく数千万単位で献金した。先祖の供養をやると数百万円から数千万円。家には購入した品物がダンボール3箱分はある。教会は信者家族の生活を破壊したり、いろんな被害を生んでいる。人権が信者の子供には与えられない。1人で悩んできた」という。

   こうした献金について、信仰2世ではないが10年間信者だったという多田文明さんは「毎日が献金ノルマの世界だった」と経験を語った。

   これに対して、同家庭連合が11日に開いた記者会見では「献金はご本人の心情に基づいてされている。ノルマという扱い方はしていない」と強調していた。言い分がだいぶ違う。多田さんは「私には家族がいたが、信仰2世は行き場がない」と指摘した。

   羽鳥「2世の人は生まれた時から、そういう状況です」

   能條桃子(慶応大学大学院生)「孤独な人がふえているし、家族だから仲いいわけでもない。(教会から)戻してくれる人がいるかどうかが重要だと思います」

   「モーニングショー」は教会と政治の関係まで取り上げる予定だったが、時間が足りず、羽鳥が「日を改めて」と約束した。

(あっちゃん)

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