「きょう14日(2022年7月)にも過去最多を更新しそうです」とけさの「THE TIME,」で司会の安住紳一郎が伝える。きのう新型コロナの全国の感染者数は9万4493人と5カ月ぶりに9万人を超え、東京都でも1万6878人と先週水曜日の2倍以上に広がった。これまでの全国の最多は第6波の今年2月5日の10万4169人だ。
「倦怠感が特徴的」
厚生労働省のアドバイザリーボードの脇田隆字座長は、「多くの地域で急速な拡大をしている。来月上旬には感染力が強いとされるBA.5にすべて置き換わる」と警告する。
元ワクチン担当大臣の河野太郎・自民党広報本部長、参院選で当選したばかりのれいわ新選組の水道橋博士も感染、三笠宮妃百合子さまは聖路加国際病院で陽性と判定され入院した。東京・新宿のPCR検査所は「長い列ができています」(松井正憲ディレクター)という状態で、街のクリニックには検査希望者や発熱を訴える人が急増している。
江藤愛アナが「では、BA.5はどんな症状なのでしょうか」と、東京歯科大・寺嶋毅教授の解説を紹介した。「倦怠感が特徴的で、70%以上の人が訴えています」。フランスの公衆衛生局の発表によると、倦怠感は77.7%、せきは58.3%、発熱は58.3%に見られるという。
さらに、BA.5より感染力が強いオミクロン株の新亜種「BA.2.75(ビーエーツー・セブンティーファイブ)も神戸で確認された。WHOは「免疫をすり抜ける可能性がある」としているから、ワクチンが効かないかもしれない。もし重症者が増え続ければ、夏休みの行動や経済活動の制限が検討されることになりそうだ。
(カズキ)