菅義偉前首相が「奈良へ」急いだ理由 出演番組見た谷原章介の印象

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   「時折言葉を詰まらせながら、思いを明かしました」ときょう14日(2022年7月)の「めざまし8」でMCの谷原章介が伝えたのは、13日のBSフジの番組で安倍晋三元首相について語った菅義偉・前首相の話題だ。菅氏は歴代最長の7年8カ月の間、官房長官として安倍氏を支え、「趣味は安倍晋三」と語るほどの仲だった。

  • 菅義偉氏
    菅義偉氏
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「(菅前首相は)まだまだ呆然自失という印象を受けました」

   BSフジ「プライムニュース」に出演した菅氏は、安倍氏が銃撃された直後に奈良に向かったことについて「いろんな情報が入ってきて、マスコミの人も色々来たが、とにかく会って、自分で確かめたいという思いがありました」「(撃たれたのが)胸だって聞いたものですから、万が一のことを考えて...同じ空気を吸いたいっていう感じでした」と言葉を絞り出すと、目を真っ赤にしてしばらく黙り込み、「寂しがりやでもありましたので、そばにいてやりたいっていうそんな感じで、とにかく行ってみようと」と話した。

   反町理キャスターがもらい泣きしながら、「病院から出てくる(菅氏の)映像を見ると、燃え尽きたという感じでした」と話を向けると、「最後の別れをして出てきた後でしたから、呆然として自分をなかなか取り戻せなかった」と振り返り、「(在職中は)何もなくても毎日1回は10分ぐらいお茶を飲むとか、いろんな配慮をしてもらった。政治じゃなくていろんな話をした。(最後にかけた言葉は)感謝の気持ちと、それとお世話になったという思いですね」としみじみと語っていた。

   谷原「放送を見ていても、(菅氏は)まだまだ呆然自失という印象を受けました」

   安倍氏と親交があったという社会学者の古市憲寿は、葬儀会場で流された安倍氏がピアノを弾く映像について「これはもともと先月還暦の誕生日を迎えた(妻の)昭恵さんを喜ばそうと晋三さんたちが作ったビデオレターでした」と明かし、「それからまだ1カ月ぐらいしかたっていないのに何もかもが変わってしまったことに、僕自身もまだ慣れないし、不思議な感じがしてしまいます」と語っていた。

(キャンディ)

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