「今回の参院選で『参政党』という政党が議席を獲得しました」と12日の「モーニングショー」で司会の羽鳥慎一が伝えた。当選したのは神谷宗幣(そうへい)氏。「ワクチン接種は任意。マスクの着用自由化」と街頭で訴えた。
羽鳥「この初挑戦で議席獲得、いかがですか」
政治ジャーナリストの田崎史郎も予想していなかったようだ。「ネットメディアだけで上がってきた人ですよね。これは画期的なことです。これからの新しい流れになるかも知れません」
「ネットを入り口として...」
作家・評論家の古谷経衡さんも「事前の予想では、もう少し少ないかと思っていましたが、176万8000票、驚きでした。ネットを入り口として、集客を動員したのがうまかったと思います」
参政党とは2020年の結成、今回の参院選の候補者は50人(全選挙区45、比例代表5)。党員数は約8万8500人、ちなみに、日本維新の会は約3万5000人だ。支援金は約5億2100万円。支持獲得の背景は、SNS上に動画を頻繁に投稿し拡散され話題になった。公式YouTube登録者数19万6000人。自民党は12万9000人だ。
党の中心人物は当選した神谷さん。元大阪府吹田市議会議員。キャッチコピーは「投票したい政党がないから自分たちでゼロからつくる」。
どういう人か。古谷さんは「熱い兄貴のような、表裏ない人で、しゃべりもうまいです」。政策は3つの重点政策があり、(1)子どもの教育。学力より学習力、(2)食と健康 環境保全。(3)国のまもりの3つ。
党の強みについて神谷さんは「バックがないこと、発言にタブーもないし、何かを気にしながら活動しなければいけないこともない。国民や党員の皆さんの声を聞いて、それを直球で国政の場に持っていける」といっている。
この動きについて田崎さんは「保守層の新しい動きになってきているナと思います」とみている。
(一ツ石)