参院選で自民大勝の要因 加藤浩次「あと、野党がちょっと弱すぎた...?」

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   10日(2022年7月)に投開票が行われた参院議員選挙で、自民党は125議席中63議席を獲得し圧勝し、単独で改選過半数となった。一方、野党第一党の立憲民主党は6議席を減らし17議席に。11日の「スッキリ」で、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏が今回の参院選を解説した。

   ポイントは2つ。1つ目は「自民党圧勝の要因」、そして2つ目は「憲法改正に前向きな4党の議席数が伸びたということ」だ。

  • 参院選挙の結果が明らかになった
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橋本五郎「岸田さんという人は低姿勢で...」

   1つ目について橋本氏は「1つは、岸田さんという人は低姿勢で、あまり大きな争点になることを出さない。そういう真面目そうで低姿勢なところが評価されたんだろうと。消極的評価みたいなところはありますね」。

   司会の加藤浩次「あと、野党がちょっと弱すぎたってところがありますか?」

   橋本「そうなんです。やっぱり1本化しないとダメなんですよ。これまでの戦況を見て、野党が勝てたのは1本化できたから。今回バラバラでしょ?なぜ1本化できないのかっていうと、軸になるべき立憲民主党がどういう具合に今までと違うのかが分からない。みんなを包容するような大きさがあったかが問われる」

   橋本氏はここで、自民党圧勝のもう1つの要因を挙げた。「やっぱり安倍さんが亡くなられたことが大きいと思う。分析ではなく印象論ですが、やはり安定した政治がいいんだろう、と。弔い合戦とも言いますが、亡くなられたことに対する悲しみが自民党にプラスになったというのは、正直言ってあると思う」

   2つ目のポイント、憲法改正については「疑問がある」と橋本氏。

   「4党で3分の2以上になったからできるかのように思うのは違う。それぞれの党にそれぞれの事情がありますし、何よりも、何を改正するかということで一致しているのか。最大公約数、『ここだけは』ということが一致できればいいが、それは大変な作業。憲法改正というのは大きな課題なのですから、4党だけではなく立憲民主なども含めたところで合意に達する努力をしないと」

   加藤「岸田さんはそれをやっていけますか?」

   橋本氏「私はわりかし本気だと思う。最初はリップサービスというか、安倍さんに対する配慮があって言っているのかなと思ったのですが、ウクライナなど色々な問題があって、本気になったという感じがします。だけど、国民の支持だって必要ですからね」

(ピノコ)

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