<今週のワイドショー> KDDI障害 浮き彫りになった「世代間ギャップ」とは

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   2日(2022年7月)未明から続いたKDDIの大規模な通信障害は、発生から86時間、3日半ぶりの5日午後3時半過ぎに、ようやく全面復旧しました。今週(7月4日~)のワイドショーは、現場リポートをはじめ、教訓や対策について伝えていました。

   (J-CAST)ワイドショー通信簿の「KDDI『復旧作業終わった』のに 加藤浩次、まだつながらないのはナゼ?」(4日、日テレ系「スッキリ」)は、ITジャーナリストの説明を伝えています。

  • スマホが使えないと…(写真はイメージ)
    スマホが使えないと…(写真はイメージ)
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「まず、受話器をとれ」

   発端は、古い機材から新しい機材への切り替えに失敗し、音声電話が15分止まったこと。復旧したものの、その間にたまっていたデータが集中して通信の大渋滞が発生。それを処理するため、さらに通信量に規制をかけたことで、つながりにくい状態が続いたとあります。

   「KDDI障害で『スマホなければ何もできない』(略)」(4日、TBS系「THE TIME,」)は、スマホ利用者だけでなく、気象観測システムや銀行、バスや宅配便など、au通信網を使っている事業所にも影響が出たことを伝えています。

   司会の安住紳一郎アナが話していたのは、自身のスマホ使用時間。過去に1日8時間も使っていて、そのデータを知って驚き、今は1日3時間くらいに減らしているそうです。いまはまた映画を見たり音楽を聴いたりする人も多く、1日8時間以上使っている人は、普通にいるようにも感じます。

   今回のような通信途絶への対処方法として、「KDDI障害の教訓 対策3カ条とは」(4日、フジテレビ系「めざまし8」)は、ITジャーナリストがあげた3つの対策を紹介しています。

   (1) 通信会社が異なる2回線目を持っておく、(2)公衆Wi-Fiがある場所を事前に把握しておく、(3)自宅に固定電話を引く、の3つだそうです。しかし、(1)と(3)をするには費用負担もバカにならず、ハードルが高く感じます。

   興味深い話題を提供してくれたのが、「KDDI障害で『まず、受話器をとれ』に注目 (略)『若者の公衆電話事情』」(6日、TBS系「THE TIME,」)です。「まず、受話器をとれ」というワードがツイッター上であがっていて、公衆電話のかけ方がわからない若者が多かったというのです。

   番組が電話ボックスの前で取材すると、10代の男性は電話ボックスの開け方さえ知らなかったとあります。テレホンカードを渡してかけてもらおうとすると、受話器を取らずに差し込み、カードが戻ってきたそうです。なるほど、「まず、受話器をとれ」がなぜ注目されたのか、意味がわかりました。

   通信障害は、図らずも世代の違いを浮き彫りにしたようです。

(コムギ)

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