KDDIの通信障害はきのう5日(2022年7月)午後3時36分に、発生から86時間ぶりに完全復旧したが、「3日半かかったことになりますね。au利用者などから補償を求める声が高まっています」と「THE TIME,」の司会・安住紳一郎が取り上げた。
どうなる補償額
スマホの地図アプリが使えず配達量が減ってしまった運送ドライバーは「金額的には1万円から2万円ぐらいほしいですね」、注文の電話を受けられなかった都内の酒店は「売り上げが2割ぐらい落ちました。40万、50万円くらい請求したい」と「THE TIME,」に話した。「アメダス」のデータ配信が一部正常に受信できなかった気象庁は、「KDDIとの契約に基づいて対処する」という。
KDDI吉村和幸専務はきのうの会見で、「補償については、別途ご案内させていただきます」と説明、2013年の通信障害のときは料金請求時に700円減額している。今回は復旧までに時間がかかっており、補償額は増えそうだ。
この通信障害で、「きのう、ツイッター上でこんな言葉が出ていました。『まず、受話器をとれ』というのですが、何なんでしょうか」と安住が苦笑している。携帯電話がつながらず、公衆電話が注目されたのだが、若者の多くがかけ方がわからなかったというのだ。「THE TIME,」が電話ボックスの前で実態を調査してみると――。
「使ったことない」「携帯あるからいらんかな」「電話ボックスに入ったことない」と20代の女性。10代の男性は電話ボックスのドアの開け方さえ知らなかった。テレホンカードを渡してかけてもらおうとしたが、受話器を取らずに差し込むので戻ってきてしまう。そこで、ツイッターの「まず、受話器をとれ」だったのだ。
安住が「公衆電話は緑でも黒でも、電話線で電気が来ているので、停電で街が真っ暗のときでもつながります」と伝える。災害に備えてテレホンカードは必携、若い人は使う練習もしといたほうがいいかもしれない。
(カズキ)