5日(2022年7月)の「スッキリ」は変化しつつある「結婚式の価値観」を取り上げた。
森圭介アナ「突然ですが、ヒロミさんは結婚式を挙げられましたか?」
ヒロミ(タレント)「挙げました、挙げました。1000人くらい来ましたね。30年くらい前、目黒の雅叙園てところで」
司会の加藤浩次「やりたかったですか?」
ヒロミ「奥さんもやりたいって言っていたし、『やるもんだ』と思ってたから。僕は今でもやった方が良いって思ってる」
「周りが結婚ラッシュなんですが...」
実は最近、披露宴、挙式、食事会、写真撮影など一切やらない「ナシ婚」を選択するカップルが増えているという。数字を見ると、2017年には14.4%だったのが、18年には19.3%、19年には19.9%、20年には28.9%と増加は一目瞭然だ。
25~34歳の女性およそ1500人を対象に「結婚式を挙げたいか」と聞いた調査(フタリノ調べ)では、およそ6割が「挙げたくない」と回答。その理由として、1位が「主役が苦手」(34%)で、2位「その分のお金を他に使いたい」(27%)、3位「準備が大変そう」(14%)、4位「ゲストの問題で難しい」(9%)、5位「コロナが心配」(7%)と続く。
婚礼文化研究家の鈴木一彌さんによると、ハデ婚ブームがガラリと変わったのが1990年代。「バブルが崩壊するとジミ婚という言葉が出てくる。ウエディングプランナーという仕事ができ始めたのも90年代に入ってきてからで、形式が決まっていたものが、ある程度自由になってきた」と話す。バブル崩壊後は、新郎新婦が自由に決めるのが主流となり、結婚式も多様化していていったという。
ナシ婚について鈴木さんは「経済の背景もあると思うけれど、社会的な属性というか、拘束されていない分、『私たちが結婚したことを知ってください』という場所も少なくなってきたのかな」。終身雇用といった制度も薄れ、会社の人間関係よりも自分たち個々の生活を充実させることを優先させる傾向にあるという。
スタジオの意見は?ヒロミは「両家で色々あるから、引き出物1つで結構ガチャつく。俺はそれはそれで必要かなって思う。最初の試練なんだよ。両家を初めて感じた時だったから」。
加藤「岩田さんはどうしたい?」
岩田絵里奈アナは「昔はすっごく憧れていたんですが、今は正直あんまり興味がなくて。今ちょうど周りが結婚ラッシュなんですが、挙げない人がすごく増えてて。例えば婚約指輪もどうせ使わないからって代わりに実用的な時計を買ったり。結婚式という形じゃなくても旅行とかがいいかなって」
(ピノコ)