クラファン募集中、発売前にニセモノ 中国の販売業者を「スッキリ」直撃

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   5日(2022年7月)の「スッキリ」は、ネットで販売されているあるニセモノ商品について伝えた。

   それは一瞬で「open」から「closed」に文字が入れ替わる「からくり看板」。クリエイターの池田洋介さんが8年かけて開発し、2015年にYouTubeで公開。商品化のため今年4月からクラウドファンディングでお金を集めていたところ、発売前にそっくりなものが出回ってしまったというのだ。

  • 番組ツイッターより
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3Dプリンターとの関係

   番組がサイトを検索すると、ニセモノを販売しているのは少なくとも8社で、販売元は全て中国の住所になっていた。また、使われている写真は池田さんが撮影したものだった。

   番組が中国の業者に電話取材をしたところ、「担当していた従業員は辞めたので、私が確認したところその商品はなかった」と女性が対応。取材者が「ネットショップでは販売していますが」と聞くと、「もうないはずです。1時間後に見てください」と回答した。1時間後に番組が確認したところ、この商品ページは削除されていた。

   ニセモノと知らず購入した人から「全く違うものが届いた」という連絡を受け取ったという池田さんはショックを隠せない様子。「悔しい。これが自分の作品だと思われるのは嫌だ」「僕も脇が甘かった部分はありますが、堂々と広告をうって堂々とニセモノを売るということが成り立ってしまうことにびっくりしています」と話した。

   クラウドファンディングに詳しい立教大学経営学部の有馬賢治教授は、こうしたニセモノが出回る背景について「3Dプリンターの登場と関連が深いと思っています。立体的なもののコピーが取れれば、それを3Dプリンターで作ることが手軽にできる時代になってしまった。アイディアが模倣されやすい原因だと思います」と話す。

   また、菊地幸夫弁護士によると、特許、実用新案などを申請・確保していない池田さんの場合、掲載写真の無断使用を著作権侵害として訴えることはできるが、商品について違法性を訴えるのは難しいという。

   司会の加藤浩次「今から特許申請するのはダメなの?」

   森圭介アナ「2015年に公開しちゃっていますので、どちらが独自のアイディアか証明するのは(難しい)」

   ヒロミ(タレント)「YouTubeとか出さないで最初に特許を取らないと。変な話、特許申請する時には身内にも話せないっていうほどだから」

(ピノコ)

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