台風4号はトリッキー? 油断禁物のワケ(めざまし8)

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   台風4号はきょう5日(2022年7月)早朝に長崎県佐世保市付近に上陸、きょう中にも温帯低気圧になる予定だが、天達武史・気象予報士は「あまり(台風の)中心を見ないで」。強烈なゲリラ豪雨は台風(低気圧)の動きよりも先行してやってくるのが今回の特徴だ。東京地方もあす未明に、大雨に襲われそうだ。「ノロノロ台風」に対する対策を5日の「めざまし8」が伝えた。

   午前7時過ぎに記録的な大雨に見舞われたのは、福岡県大牟田市と熊本県荒尾市。1時間に110ミリから120ミリの雨が降ったとみられる。番組冒頭に、天達予報士が速報で伝えた。福岡市内の雨はそれほど強くないが、局地的に猛烈な雨、数年に一度の大雨に襲われた。大規模な道路の冠水や、急激な川の増水が予想される、という。

  • 大雨に警戒を
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「メカニズムが変わる」

   まだ、台風から遠いが、台風の中心から約2000キロ離れた北海道北広島市は、昨日4日の昼過ぎから、青空が一変して強烈な雷雨に見舞われた。青森県八戸市では午後3時過ぎに、ひょうが降った。高知県四万十市では、今朝5時ころ、四万十川が橋を越水。四万十市では1時間に79ミリ、総雨量は500ミリに近づいた。四万十町内では5日未明の午前3時までに、8棟の住宅が床下浸水した。須崎市では、3時間雨量が観測史上1位となる208ミリを記録。愛媛県宇和島市では733世帯1741人に、大雨警戒レベル4の避難指示が出た。

   午前8時前の時点で、土砂災害警戒情報は、宮崎、鹿児島、愛媛県に出ているが、赤黒から黄色で囲まれた危険な雨雲は、和歌山県から三重南部の海上に移りつつあり、大雨警報は四国各県から和歌山に広がりつつある。

   MCの谷原章介(九州の台風と、四国から和歌山、東海にかけての天気図をみながら)「なんか台風本体よりも、紀伊半島近辺の雲の方が大きく見えますよね」

   天達予報士「実際そうなんですよ。紀伊半島付近の雨雲の方が活発で、高く大きくなっています。先週の暑さをもたらした太平洋高気圧が、急に弱まったため、熱帯の空気が、台風周辺からどんどん吹き上げられて、日本列島になだれ込んできています。台風よりも広い範囲で大雨になっています。この後も局地的なゲリラ雷雨に警戒が必要です」。

   今後はどうか。スピードは遅く、きょうの午後6時ころには四国の手前付近で「温帯低気圧になる見込みです。ただ、油断できません」(天達予報士)、「メカニズムが変わる。北からの冷たい空気が加わって、強風エリアが広がる恐れがあります」。

   「気まぐれ高気圧」が生み出した「だまされやすい台風」に、なお警戒が必要だ。

(栄)

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