「先週は東京都心でも9日連続で猛暑日になるなど記録的な暑さでしたが、今週はどうなるのでしょうか」と岩田絵里奈アナ。4日（2022年7月）の「スッキリ」で、松並健治・気象予報士が今後の天気について解説した。
司会の加藤浩次「きょうはもう、猛暑日っていうのはなさそうですね」
松並「そうですね。今週いっぱいは、暑さから大雨に警戒が必要になりそうです」
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熱中症への警戒が必要
台風から離れたところでも「大雨の恐れ」
その原因は台風4号。明日午前6時には九州に接近・上陸のおそれがあるという。その後は西日本・東日本を沿うように進んでいくと見られているそうだ。
松並「しかも、20～25キロの比較的遅いスピードなので、台風から離れたところでも大雨の恐れがあるのが今回のポイントです」
午前8時50分現在では九州や四国に活発な雨雲が広がっていて、少し離れた富山県などにも「土砂災害警戒情報」が出ているというが、明日朝にかけては九州南部と四国で200ミリの雨が、夕方には近畿地方や東海地方などにも活発な雨雲が広がり、午後から明後日にかけては東海・関東など東日本でも激しい雷雨のおそれとなるそうだ。
松並「動きが遅いので、同じところで激しい雨が降り続けるおそれがある。今年は梅雨が非常に短かったので、恵みの雨でもあるのですが、大雨レベルが高いので、警戒は怠らないでください」
気温はどうなるのか？
松並「今週いっぱいは30度前後のところが多くなります。先週ほどの気温ではないですが、雨も降りますから湿度の高いムシッとした暑さになりそうです」。
松並氏はさらに、今週末以降について「どのレベルまでかは分かりませんが、猛暑がまたやってきそうです」と伝えた。
暑さが少し和らぐということでホッとしたいところだが、ここで岩田アナが熱中症についての情報をシェア。
「埼玉慈恵病院の藤永剛副院長によりますと、気温が落ち着いたとしても湿度が高くなると熱中症のリスクになるそうなんです。その理由は、汗が蒸発しにくくなるから。汗が蒸発する時に吸収する気化熱が体温を下げてくれますが、湿度が高いと汗をかいても汗が蒸発してくれず、体温が下がらないということでリスクが上がるそうです」
油断大敵ということだ。
（ピノコ）