「KDDIで大規模な通信障害が発生してから2日になりましたが、今も全面的な復旧には至っておりません」と今日4日(2022年7月)の「モーニングショー」で司会の羽鳥慎一が伝えた。
通信障害は2日午前1時35分ごろに発生。復旧作業は西日本ではきのう3日午前11時ごろ、東日本では午後5時半ごろに完了したが、きょう4日午前7時30分現在も音声通話が利用しづらい状況が続いているという。
羽鳥慎一「(影響は電話だけじゃないですから、あらゆるところで)」
原因についてKDDIの高橋誠社長は「(原因の)詳細はまだ調査中。機器の交換中に何らかの不具合で通信が不安定になった。こんな大事故になるとは想定できなかった」といっている。
影響などについて森山みなみが説明する。幅広い分野に広がっており、気象庁ではアメダスで480カ所の観測データが送れず、岐阜県の大垣共立銀行では店舗の外にあるATMが一時190台利用できなくなった。また。宅配のヤマトHDは配送状況が更新されなかったほか、配達員の携帯が不通になったりした。
利用者への補償はどうなるのか。高橋社長は「一律に補償させていただくということはまだ回答を持ち合わせていない。障害の内容をもう少し見たうえで検討していく」と話している。au の約款では個人ユーザーに対し、「全く利用できない状態が24時間以上続いた場合に限り補償」とされているが、今回のケースが「利用しづらい状況」に当てはまるかどうか、わからないという。
羽鳥「(影響は電話だけじゃないですから、あらゆるところで)」
山口真由(信州大学特任教授)「これからのデジタル化社会に向けて脆弱性が明らかになったなという気がします。自動運転なども通信が途切れたら、それこそ、命にかかわる事故になる」
玉川徹(テレビ朝日)「一つのキャリアがダウンした時に全部ダウンするということでは、やっていけないですよね、これからは」
(一ツ石)