昨日3日(2022年7月)11時42分、東京都心で35.0度を観測、1875年の観測開始以来、史上初の9日連続猛暑日を記録した。この暑さで気になるのが熱中症だが、「THE TIME,」では危険性と注意点について報じた。
熱中症といえば、まず気になるのが屋外。3年ぶりに海開きが行われた鎌倉エリアでは、鎌倉市海浜組合連合会代表の増田元秀さんが「今日(7月2日)も若干搬送者が出ていますけど、熱中症と感染症防止対策のせめぎあい」と語り、屋外ではマスクを外し、定期的に水分を取るよう呼びかけている。
気温は多少低くても...
神奈川県の片瀬東浜海水浴場では、海水浴客からは「水分補給とかついつい忘れるので熱中症になりやすいのかな」などの声が。
熱中症の危険は屋外だけではない。往診を専門にするファーストドクターの菊池亮医師によると、熱中症と診断を受ける患者数は昨年と比べると2倍近く、さらに自宅から熱中症を訴える患者が急増しているという。
先月28日、この日往診に訪れたのは都内50代の男性宅。「スーツ着て外回りしてたんですけど、気分が悪くなりまして」という男性は、帰宅後、節電要請もありエアコンをつけていなかったという。男性はその場で点滴を受け、体調は回復した。
先月22日には、保育園から帰宅後に高熱を出した2歳の男の子も。突然ぐったりしたため体温を測ると39度2分。当日は曇りだったが、湿度が高い屋内にいたことから、熱中症の可能性もあるという。母親は「先生も熱あるの気づいていなかったです」
こうした中、PayPayが始めた熱中症保険「熱中症お見舞金」が注目を集めている。点滴治療を受けた場合は最大1万円、2日以上の入院をした場合は最大3万円が支払われるが、保険料は1日だけ加入する場合は100円、1カ月加入する場合は200円という安さで、天気予報を見て、お出かけ当日に加入することも可能。このところの猛暑で6月12日の週に690件だった加入者数は、このところの猛暑で2万8780件と42倍に急増した。
今週は台風の影響で極端な暑さは和らぐが、菊池医師は「湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体に熱がこもりやすくなる。湿度が70%を超えると熱中症のリスクが高まる」と注意するよう呼びかけている。
気象予報士の増田雅昭「東京の天気、今日の注目ポイントは午後2時。最高気温は31度と昨日に比べて低いんですが、湿度が60%と高いですから。今日も熱中症厳重警戒です」
お天気キャスターの嶺百花「日差しが出ていなくてもこまめに水分補給するようにしてください」
(みっちゃん)