<1年前のワイドショー> 日本はいま(2022年6月)、猛暑に見舞われていますが、昨21年の今ごろ、カナダ西部では気温49度超となる異常な熱波が発生していました。
異常熱波
(J-CAST)ワイドショー通信簿の記事をみると、「気象予報士・天達武史『私もびっくり』 カナダで『200人超死亡』と異常熱波の関係」(21年7月1日、フジテレビ系「めざまし8」)が、その驚きを伝えています。
カナダと言えば、日本より高緯度で涼しいイメージですが、バンクーバーから内陸に入ったリットンでは6月28日に49.5度に達したとあります。原因は「ヒートドーム現象」が起きたためで、ジェット気流が蛇行してできたスペースに高気圧が居座り、上空から熱がため込まれたそうです。
また、「カナダで気温49度超 お風呂なら『入っていられないほど熱い』(加藤浩次)」(同年7月2日、日テレ系「スッキリ」)は、死亡者はさらに増え、6月25日から6日間で486人もが突然死したとあり、バンクーバーに25年間住んでいる女性に聞いた現地の様子を紹介しています。例年の気温は20度前後でエアコンを使う習慣がないため、エアコンを求めて電器店に人が殺到し、すぐに売り切れとなったようです。
藤富郷・気象予報士は地球の写真を示しながら、偏西風の蛇行が原因と解説、このため日本周辺ではなかなか本格的な梅雨にならない影響もあった、とあります。
異常気象は一国だけの問題ではありません。世界規模で情報を共有しながら対策をとる必要があると、改めて考えさせられました。
(コムギ)