「体罰は日常的に行われていました」ときょう1日(2022年7月)の「めざまし8」でMCの谷原章介が切り出したのは、千葉県立高校の女子バレー部の顧問の教師が、部員の生徒にけがをさせたとして傷害容疑で逮捕されたニュースだ。
千葉県立松戸高校の国安鉄太郎容疑者(50)は、ことし5月、練習中にミスをした女子バレー部の部員の顔にめがけて至近距離から何度もボールを投げつけ、全治1週間のけがをさせたとして逮捕された。警察の調べに対し、容疑を一部否認している。県教育委員会の調べに対しては「体罰の認識が甘かった。反省している」と話しているという。
永島優美「これだけ体罰の問題が取り上げられているのに...」
国安容疑者はこれまで県立高校を何度も全国大会に率いた「千葉の名将」として知られている。番組が国安容疑者を知る保護者に話を聞くと、「よくいる熱血的な先生。千葉県内では知らない人はいないぐらい有名な先生だと思います」。保健体育の授業を受けたことがある元生徒は「授業中は普通の態度で怖いとはあまり感じなかった。理不尽に怒ることはなかった」と振り返った。
一方で、別の保護者は国安容疑者の指導について「すぐ怒鳴っちゃったりとか、命令口調だったりとか、そういうところがコントロールできないぐらい指導に熱中してしまう。一番驚いたのは、ボールを投げつけること。近距離で指導しているときに、片手で持ったボールを上から投げつける。よけたら怒られるから、よけられない。狙ってますしね、顔を」と明かした。
国安容疑者を取材したことがあるという倉田大誠アナウンサーは「指導方法などについて何度も取材させていただいたので、ニュースを聞いて驚きました。どこかに過信があったのではないか。体罰の認識が甘かったという言葉そのものが、甘い考えなのではないかと感じます」と話した。
谷原「娘を持つ親として、もし自分の娘が至近距離でボールを投げつけられたらと思うと言葉もありません」
MCの永島優美アナ「これだけ体罰の問題が取り上げられているのになくならないというのは、根深い問題です」
(キャンディ)