「THE TIME,」の金曜司会・香川照之がけさ1日(2022年7月)、険しい表情で伝えたのは「新型コロナの新規感染者が、東京では1週間前と比べて4割近く増加しています」という「感染第7波か!?」というニュースだった。
東京都のきのうの感染者数は3621人で、先週木曜日と比べて1200人増、13日連続で前の週の同じ曜日を上回った。小池百合子知事は「感染は再拡大しております」として、2週間前に引き下げたばかりの警戒レベルを上から2番目に引き上げた。
「THE TIME,」が伝えた街の声
都のモニタリング会議が急きょ招集され、国立国際医療研究センターの大曲貴夫氏は「来週の新規陽性者の7日間平均は3000人、同じ傾向でいけば再来週は5000人を超えることになりかねない」と警告した。
なぜ再び拡大しはじめたのか。厚生労働省アドバイザリーボードの脇田隆字座長は、ワクチンや感染による免疫効果が落ちたこと、人の移動が活発化したことに加えて、「『BA.5』系統への置き換わり」を指摘した。オミクロン株でも「BA.5」は「BA.2」より感染力が強く、専門家は今月上旬には感染全体の2割を超えると推計している。
「THE TIME,」が街で聞いてみると、「(ワクチン)4回目の接種しても、いつ終わるんですかね」「(感染が)多くなったら、また街に出るのやめようかな」と話していた。このままいくと、再び夏休み・盆休みの旅行や帰省は自粛となりかねない。
(カズキ)