酪農家にも被害
農家だけでなく、酪農家にも被害が及んでいる。39.1度を記録した埼玉・熊谷市の「i‐Milk Factory」では牛舎の温度を30度以下にするため、大型扇風機を40台回し、ミストをまいて温度を下げる工夫をしている。また牛舎の屋根にも水をまくという。それでも暑さで牛にダメージがあり、「食欲が1割ぐらい落ちている。体力が落ちていても、牛は乳を出してさらに体力を使うので痩せてしまう」という。扇風機を回す電気代や、暑さで傷みやすくなったエサ代も負担になっているという。
司会の加藤浩次は「なるほどね。農家、酪農家は大変ですね」とコメント。
ジャーナリストのモーリー・ロバートソンは「燃料費も上がっているので農家の収支は圧迫されている。食料安保は国単位ではなく、もう地球レベルで考えなくてはいけない」と指摘。
森圭介アナは「この暑さで東京・八王子ではパッションフルーツが特産品になっているそうです。また愛媛のミカン農家ではアボカドを栽培しているそうです」と紹介。
経営コンサルタントの坂口孝則は「ピンチをチャンスに変える、ですね。B品という話がありましたが、これは生産者側が自主規制してやっていることなので、この基準を緩めてもっとB品を出荷していくべきかもしれません。フードロスを減らすためにもそうすべき」と指摘した。
(バルバス)