きょう28日(2022年6月)の「スッキリ」は、急増しているという寄生虫「アニサキス」による食中毒を取り上げた。森圭介アナは棒グラフを前に、「10年前と比べてグッと増えているのが分かります。今や食中毒全体の半数近くがこのアニサキスが原因となっています」と伝えた。
サバやアジなどに寄生 「お酢でしめても死にません」
元AKB48の板野友美さんもこの食中毒になってしまった1人。先週、激しい胃痛を訴え胃カメラ検査を受けた結果、胃にアニサキスがいることが判明したという。
板野さんは病院のベッドに横たわり、自身のYouTubeで「胃からアニサキスを引っ張ると言う、激イタな行為をした。マジで今痛かった。びっくりした。出産より痛かったんだけど...」と報告。
板野さんによると、胃痛が起きたのはお寿司を食べた翌朝。その症状については「気持ち悪くはないんだけど、みぞおちがメチャクチャ痛いという。空腹の時の痛みの最上級みたいな」と話す。
板野さんは胃の中の写真も公開。そこには白色で長さ2~3センチほどのアニサキスの幼虫が。サバやアジなどの身近な魚介類に寄生していることが多く、食べると激しい腹痛や嘔吐などの食中毒を引き起こすという。
「スッキリ」は、アニサキスで食中毒になったことのある30代会社員女性を取材。この女性の場合の原因はホッケ。魚屋で刺身用におろしてもらい、家でカットして食べたところ、4時間後くらいから違和感が。「寝る前に吐き気がして、1回吐いて。痛みがどんどん増してきて。痛くて眠れなかった。普通の腹痛とは全然違う感じだった」とこの女性。朝を待って病院に駆け込んだそうだ。
魚のプロたちの対策は?「スッキリ」は魚屋や料理店を取材。すると、速やかに内臓を処理し目視で確認、マイナス20度で24時間以上冷凍などの方法を取っていた。
森アナ「アニサキスは、お酢でしめても死にません。小さくて丈夫なため、噛み切ることも難しいということです」
司会の加藤浩次「今、急速冷凍がすごくなっている。急速冷凍してから解凍しても鮮度落ちないし、そういう風にした方がいいかもね」
ロバート・キャンベル(日本文学研究者)「目視で確認するにはちょっと自信がないです」
加藤「プロでも見落とす場合があるってことだもんね」
(ピノコ)