7月前半は「戻り梅雨」か めざまし8が予想する今夏の「ワガママ高気圧」

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   関東甲信越地方がきのう27日(2022年6月)、史上最速の梅雨明けを記録したのに続き、関西地方などもきょう、次々と梅雨明けが予想される勢いで「太平洋高気圧」が暴れているが、この先の暑さはどうなるのか?

   7月上旬には、「戻り梅雨」、その後には西からの「チベット高気圧」も参戦して「40度超」の可能性もある。28日の「めざまし8」は、高気圧にほんろうされそうな、この夏の暑さを予想した。

  • 「戻り梅雨」のゲリラ豪雨には警戒が必要
    「戻り梅雨」のゲリラ豪雨には警戒が必要
  • 「戻り梅雨」のゲリラ豪雨には警戒が必要

都心の最高気温「40度超え」の可能性も

   都心では、6月としては史上初めての「3日連続猛暑日」を記録したのをはじめ、日本列島全体に猛暑は広がっているが、明日の群馬県前橋市で39℃が予想されるなど、今日明日をピークに来週までは続きそうだ。

   ただ、天達武史・気象予報士は「7月前半の戻り梅雨」の可能性も指摘する。「太平洋高気圧は生き物みたいに弱くなったり強くなったりするが、今年はこれが極端で、ワガママ高気圧なんです」「7月前半に、気温が少し下がってぐずつくような天気もある」。「このタイミングで、南の海上に熱帯低気圧が発生していると、激しいゲリラ雷雨にも警戒が必要」

   一方で、7,8月全体を見渡せば、「太平洋高気圧がどんと張り出します。今年はとくに北へ張り出すので、8月は北海道も暑くなる」。さらに「上空1万メートル以上では、チベットの方からの高気圧が、太平洋高気圧の上に覆いかぶさる。両者が重なる関東、東海、甲信越地方では、言ってみれば、真夏に厚い布団を2枚重ねているような形で、暑さが凝縮される」。この間、最高気温が「40度超え」(都心の史上最高は39.5℃=2004年7月20日)の可能性も出てきそうだ。

   蝉の声はまだ聞かないが、「暑さに気づくのが遅れているのかも。土の中があたたまるのは時間がかかるので」(天達)、「置いて行かれちゃってるのかな」(MCの谷原章介)。

   タレントの武井壮さんは「四季をすごく感じて暮らしていたころの気候はもう、どこかへ行っちゃったんだな、って感じますね。どうせならハワイみたいな感じになってくれちゃったらいいのかな、とも思うけど」

(栄)

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