気象庁はきのう27日(2022年6月)、九州南部、東海、関東甲信の梅雨明けを発表した。九州南部は平年より18日早く、関東甲信、東海は22日早い梅雨明けとなった。特に関東甲信は1951年の統計開始以降、最も早く、梅雨の期間も21日間と最短となった。
安住アナ「一昨年コロナ、去年コロナ、今年水不足でプールおあずけ」
「THE TIME,」の街頭インタビューに街の声は「まだ6月だよね」「梅雨始まったなと思ったらすぐ終わった」「暑いですね、水ドバッと入りたい」。
東京都心では、梅雨期間の降水量が59mmと、平年の248.4mmと比べて4分の1。カラ梅雨に関東では夏野菜に影響が出ている。
埼玉県所沢市のほうれん草農家、清水翔一さんは「梅雨の時期だと伸びが早くて収穫がうまくいく品種をまいているのですけれど、うまくとれるかどうかわからない」と肩を落とす。キュウリやトマトを扱う農家からも「かっぱん病という病気が入ってきて、キュウリ自体を弱らせてしまう」といった声が。キュウリは暑さで曲がったり、大きく育ちすぎたりすることもあるという。
一方、西日本で心配されるのが水不足。各地のダムの貯水率は、岡山の湯原ダムが19.8%、福岡の油木ダムが19.6%。四国の水がめ、早明浦ダムの貯水率は34.9%だが、7月中旬には貯水率が0%になることが考えられることから、現在、取水制限が行われている。
視聴者からは「梅雨明けしていない私の市でも来月から取水制限が始まる」「ダムの貯水率が低く、子どもたちは水泳ができません」などの声が寄せられている。
福岡市の小学校では、3年ぶりに再開予定だったプール授業を断念。
児童からは「てるてる坊主を逆さまにして作りました。裏口に飾りました。水泳の授業は楽しみだった。みんなで泳いだりしたかった」の声が。
司会の安住紳一郎「一昨年コロナ、去年コロナ、今年水不足でプールおあずけという子どもたちがいるようです」一方、東日本では水不足の心配は少ないというが、その理由は雪解け水。冬に関東で降った大雪が、4月から5月にかけてダムに貯まり、現在の貯水率は平年並み。すぐに水不足にはならないという。
(みっちゃん)