こがけんの「人生経験」 興味深い芸人「再」挑戦への道

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   <あちこちオードリー ~春日の店あいてますよ?~ テレビ東京系> 6月15日(2022年)のゲストは錦鯉の長谷川雅紀と渡辺隆、「おいでやすこが」のおいでやす小田とこがけんの4人だった。意外だったのは今年51になる長谷川を除き、MCのオードリーも含めて全員が今年43の同い年だということ。20年以上の下積み時代を経て、今、こうしてテレビに出られるようになったというのは、感慨深いものがある。

  • テレビで人気を集める前には下積み時代が…(写真はイメージ)
    テレビで人気を集める前には下積み時代が…(写真はイメージ)
  • テレビで人気を集める前には下積み時代が…(写真はイメージ)

大学卒業後、お笑いの道に進むも...

   で、そういう人たちの話は、人生経験もあってかやっぱり面白い。第7世代の若手芸人たちがあっという間に売れたと思ったら、瞬く間に消えていった(気がする)のも、トークがいまいちだから、ということはないか、とふと思った。苦労をしなくては駄目だなどというつもりはないが、苦労は決して無駄ではない、ということはいえそうだ。

   というわけで、今回のゲストたちは全員トークのネタをたくさん持っているようだったが、なかでも興味深いのが、こがけんだった。慶應義塾大学卒のこがけん。「無駄な慶應」とからかわれていたが、卒業後にNSCに入学し、お笑いの道に進むもNSC卒業後、半年で挫折。その後、6年間の料理人修業を経て、再び、芸人になったという変わり種だ。

   が、すぐに吉本を辞めてしまった過去があるため、社員さんとの絆や先輩後輩関係が築けておらず、居場所がなく、ライブにも出させてもらえず、ほかの事務所のライブに頭を下げて出させてもらった、と。

   バレると問題になるので、その時は「こがけんた」名で出ていたとか。そのライブハウスが「新宿バッシュ!!」というところで、錦鯉もそこに出ていたことがあり、こがけんがR-1の決勝にいったときは、「『バッシュ』が沸きましたから」と渡辺。

   吉本芸人は、なんだかんだと吉本だけでかたまりがちで、NSCの同期がどうのとか言いがち。が、そんなことは一般視聴者には関係のないこと。事務所の枠を越えた仲間がいるこがけんは新しいタイプかも。吉本の異端芸人こがけん、応援したくなった。

(子守熊)

姉妹サイト