兵庫県尼崎市から業務委託された会社の関係社員が泥酔して紛失したUSBメモリーだという商品が、メルカリに出品された。「尼崎のUSBメモリ」としていて、46万2600円の価格が付けられていた。しかし、「THE TIME,」が業務委託先の会社に取材したところ、「出品されたUSBメモリーは紛失したものとは違う」という回答だった。けさ24日(2022年6月)の放送で伝えた。メルカリはこの出品を削除した。
会見でパスワードのけた数を明かしてしまう
紛失したメモリーには全市民の名前・住所などが記録されていて、市役所としては最高レベルの保管・管理をしなければならないはずだが、市の施設外に簡単に持ちされていた。それだけでも、ずさんな管理に驚くが、それが紛失したり、ニセモノだったとはいえ、メルカリに出品されても市の担当者はのん気なものだった。
会見では「英数文字も含めたパスワードを設定しているようですので、解読するのは難しい。いまのところ情報の流出は確認されていない」といい、なんとパスワードのケタ数をペラペラとしゃべってしまうのだ。そうした手がかりから、その道のプロだったらパスワードを解読するかもしれない。
金曜司会の香川照之は「どうして(USBメモリーが)持ち出せたのかとか、いろんな段階で謎があります」と怒る。たとえ悪用されなかったとしても、尼崎市と職員の責任は免れない。
(カズキ)