ちむどんどん暢子「なぜ自分が?」 シェフ代行めぐる悩みの突破口とは

   NHK朝ドラ「ちむどんどん」6月23日(2022)年放送回。暢子(黒島結菜)はシェフ代行として、フォンターナの厨(ちゅう)房をうまく仕切ることができない。矢作(井之脇海)たち先輩のスタッフとの溝が大きくなってしまった。どうしたら良いのか、二ツ橋(高嶋政伸)からヒントをもらったが、スッキリしない暢子。

  • NHKの「ちむどんどん」番組サイトより
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身内のコネ?それとも...

   そんななか、オーナー大城房子(原田美枝子)が、両足を骨折したという二ツ橋シェフの病院へお見舞いに行く。そこで、シェフ代行を推薦したのが二ツ橋だということがわかった。厨房では、暢子が房子の親戚だから贔屓されていて、親戚筋というコネがあるから「シェフ代行」に推薦されたと思われているが、そうではなかったのだ。房子さんも、なぜシェフからの推薦と言わなかったのだろうか。誤解を生むと想像できたと思うのだが。

   矢作さんたち他の先輩たちが、「身内のコネだから仕方なし」と思うのはとてもよくわかるが、暢子がコネを利用しているようにも映らないし、房子さんが暢子が親戚だからといって大目にみている様子など微塵もなかったが。

   「シェフの推薦だったのか。暢子、良かったねえ」「親戚だから選ばれたわけではない、二ツ橋シェフに認められたから」と安どする声もネットに多くあがっていた。ひとまずは「コネ」でないことが分かってよかったが、暢子の悩みの出口は見つからない。

   それにしても、二ツ橋シェフも、代行になぜ暢子を推薦したのだろうか?という疑問は残る。料理の実力もさながら、フォンターナの格式をチームで守っていく代表とは、その人間性も問われるだろう。暢子にそれがあるのかどうか、これまた疑問が残る。

   いずれにせよ、暢子は母・優子(仲間由紀恵)に電話をして、自分が代行に選ばれた理由を尋ねた結果、「ありがとう」「ごめんなさい」が素直に言えるところだと出口が見つかった。気分一新、新たな気持ちで厨房に立てることを願いたい。未来のフォンターナのシェフも夢ではないかも。

(Y・U)

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