社員インフルエンサー活用に力 加藤浩次「大変だね。手当出ているのかな?」

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   岩田絵里奈アナが「50代の男性がTikTokで初めてのチュロス~」と言い、その動画を紹介。実はこの男性は警備会社の部長で、大京警備が会社をPRするため社員たちのユニークな動画を投稿しているという。なんとフォロワー数は250万人以上だ。岩田アナが続けて「ほかにも、創業150周年を迎えた資生堂では先日、46人の美容部員が一斉にSNSを開設。今、さまざまな企業がSNS戦略として社員インフルエンサーの活用に力を入れています」と23日(2022年6月)の「スッキリ」で切り出した。

  • SNSを活用して…(写真はイメージ)
    SNSを活用して…(写真はイメージ)
  • SNSを活用して…(写真はイメージ)

他の業務と並行して

   東京・江東区にある大丸本社のオフィスで、女性社員が椅子にダイブしたり、デスクで1人チョコレートフォンデュを楽しんでいる映像が紹介された。実はこれも29歳の社員インフルエンサーの活動。同社では新規事業として、インフルエンサーマーケティング事業をスタートさせており、この女性社員はお菓子への偏愛力を買われ社員インフルエンサーに抜擢されたのだ。半年で140本の動画を投稿し、現在TikTokで2万人のフォロワーがいる。社員インフルエンサー専業ではなく、他の業務と並行して行っているという。

   このように、社員インフルエンサーを導入する企業は増加している。大手化粧品メーカーの資生堂では46人の美容部員が一斉にSNSを開設。美容部員のポーチの中身を紹介したり、白色のパンツに合うコーディネートを何種類も自分で着て公開したりするなど、それぞれが工夫を凝らしたコンテンツを提供している。

   愛知・一宮市にあるアピタパワー木曽川店では、社員インフルエンサーの卵を育成している。2人の女性、「まりも」と「るな」はアルバイト面接で「キミたちにピッタリな仕事がある」として採用され、4月29日にオープンしたドン・キホーテ・アピタ木曽川店でアルバイトをしながら店内に流れる動画を製作している。2カ月で50本以上を作成したという。

社員インフルエンサーによる新ブランドも

   また、大阪市西区にあるアパレル大手のアーバンリサーチでは、4月に社員インフルエンサーによる新規事業がスタート。社員インフルエンサーによる新ブランド「クルールメリー」をスタートさせた。メークのコツや身長の低い人向けのコーデを紹介したりするだけではなく、自分たちが着た衣服を「クルールメリー」のブランドに乗せて作り、自ら宣伝もする役割だ。フォロワー数が4万3000人のスタッフもいるという。

   一連の映像を見た司会の加藤浩次は楽しそうな顔をしながらも「なんかね~大変だね。他の仕事もしながらでしょ。手当とか出ているのかな?」とコメント。

   経営コンサルタントの坂口孝則は「商品で売れるのではなく、人で売れる時代ですね。ただ気になるのは、アカウントは会社が持っているのか個人が持っているのかです。異動したり辞めたりした場合に問題にならないようにしてほしい。それにしても今は、みんなすぐに動画を作ってしまうんですね」と感心していた。

(バルバス)

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