新宿・歌舞伎町の「トー横」と呼ばれる地域で「ハウル」と名乗って若者の支援をうたっていた男が、16歳の少女にみだらな行為をしたとして、きのう22日(2022年6月)、東京都青少年健全育成条例違反容疑で警視庁に逮捕された。「めざまし8」は過去にこの男にインタビューした映像を、23日の番組で伝えた。
逮捕されたのは、若者支援を自称しているボランティア団体「歌舞伎町卍會」のリーダーで「ハウル・カラシニコフ」と名乗っていた小川雅朝容疑者(32)。昨21年12月とことし3月、少女が18歳未満と知りながら「家に来ないか」と声をかけ、みだらな行為をした疑いがもたれている。自宅に戻った少女が母親に相談し、発覚した。
洋服を提供したり、持参した食べ物を配ったり
容疑者はこれまで、「トー横」の一角で若者たちに洋服を提供したり、持参した食べ物を配ったりしていた。番組は昨年12月、別の事件に関連して容疑者にオンラインでインタビューを行ったのだが、その際、容疑者は、親から逃げるために家出をした子どもたちがホッとできる場所を歌舞伎町につくりたいと語り、「うちらボランティア団体が変なことをしないように見守っている。(トー横に集まる子どもたちは)必死に身を寄せ合って生活しているだけで、ひと様に迷惑をかけるようなことは全然しない。この子たちを守りたい」などと話していた。
番組が歌舞伎町の若者に容疑者の印象を聞いたところ、「おなかすいている子どもたちにご飯を作ってきている人」「おにぎりか自分で作ったパスタを持ってきていて、みんなに優しかった。変な印象はなかった」といった声があった。ある少女は逮捕のニュースについて「びっくりしたけど、なんか、ああって感じ」と話していた。
大空幸星(実業家)「やらない偽善よりは、やる偽善(の方がいい)とは思いますが、守るべき相手を裏切るということは、一番ダサい行為です」
MCの谷原章介「映像を見ると、小川容疑者は金髪に入れ墨というすごく派手な見た目です。ただ、真面目そうであれば信用できるかということでもない。人を見る目をどう養わせるかというのは、とても大事なことです」
(キャンディ)