きょう22日(2022年6月)参院選挙が公示されるのに合わせて、「直面する課題について取り上げていきたい」と司会の羽鳥慎一がいう第1回は、人口減少や少子化にからめた「恋愛離れ」。さまざまな議論やコメントの中で、若者が恋愛や結婚を敬遠する理由を「制度が古い」「なんでも家族のせいにされる」「子育てに冷たい」といった意見がスタジオにあふれた。
最初の映像で「異性との交際はまったくない。どんな会話をしたらいいかわからない」という27歳男性が登場。さらに「シンプルに時間がない」「結婚というペーパーにはこだわらない」「自由でいたい」「経済力がない」「結婚はわるい話も聞く」など、若い男女の声が集まった。未婚の20代で男性の65.8%、女性の51.4%が交際経験なし(2022年版男女共同参画白書)だそうだ。
玉川徹「根本的には歴史上の流れ」
浜田敬子(元AERA編集長)「若者たちのというより社会の責任が大きい。夫婦別姓を認めない、家事分担が男女均等にならない国で、結婚する意味がわからないのでは。制度が古いまま、実質賃金が上がらないでやっていけるのかの不安も大きい。私は結婚したくない人はしなくていいと思うが、したい人ができない状況があれば、政策としてきちんとしてもらいたい」
安部敏樹(起業家)「家族になったとたんに社会からあらゆる責任を押し付けられる。急にあらゆるタスクが『あなたがやって』となる。日本人のメンタリティーとして『家族でする』がまだ残り続けている。その当たり前、ちょっと違うんじゃないか、じゃあ(結婚を)ひかえておこうかという人もいる」
玉川徹(テレビ朝日)「根本的には歴史上の流れだと思うな。昔から恋愛強者と恋愛弱者がいる。豊かで自由になると結婚しなくなる。僕は悲観的だな」
ここで森山みなみアナウンサーが「私の周りにも恋愛に意欲的でない人もいます。出会いからデートへとプロセスを踏むのが面倒とよく聞きます」と若い世代の実状に触れた。
浜田「わかるといえばわかる。国のために(子を)産めといわれたら本当に嫌だと思う。ベビーカーを押すだけで嫌な顔をされたり、母親のくせにと言われたりしながら、経済的なサポートもない」
恋愛や結婚をとりまく問題がきりもなく出た。そして「少子化は進んでいます」と羽鳥。参院選でどこまで議論されるのだろうか。
(あっちゃん)