6月5日(2022年)から行方不明になっていた23歳の女性が茨城県内の林道で遺体で見つかった事件について、21日の「スッキリ」では、いまだ明らかになっていない点について専門家が分析をした。既に、この女性を監禁したとして33歳の男が逮捕されている。
元埼玉県警捜査第一課の佐々木成三氏は、遺体発見現場について「1人で行くような場所ではない。別荘から歩いて行けるような距離でもない。やはり誰かしら死体遺棄については深く関与している可能性がある」と話す。
遺体の発見状況
遺体は衣服を身に着けておらず、刺し傷など目だった外傷はなかったという。この遺体の状況について、犯罪心理学に詳しい明星大学の藤井靖准教授は、「一般的に被害者が着衣がない状況で発見されるのは、加害者が少しでも自分に結びつくような証拠を消したいという意図がある場合が多い。しかし、今回は遺体は林道からすぐ脇、すぐに見つかるようなところに置かれていた。隠すという行為とは逆」と疑問を口にした。
警視庁によると、別荘の地下室には布団とマットレス、さらに土砂が付着したクワや毛髪のようなものもあったという。これについて藤井准教授は「マットレスや布団というのは日常生活に必要なもの。一定程度長期にその場にとどまらせることを前提に用意したのではないか」と推測する。
また番組は、男の所持品からこの地下室と見られる場所で女性が手錠をかけられている状態の画像がみつかったという捜査関係者の話も紹介。この画像が逮捕のきっかけになったそうだ。
佐々木氏は今後の捜査のポイントについて「被害者の衣服の発見が重要になってくる」と指摘。「着衣の損傷具合が重要な証拠になる。ほかにも遺留物が落ちている可能性があり、重点的に現場を捜索していくことになる」と話した。
司会の加藤浩次「これはやはり、証拠を固めながら...ということになってきますね」
ヒロミ(タレント)「でしょうね。ただもう、本当に計画性があるようでないようで...。本当に隠したいなら埋めるとかするだろうに、そういうことでもないし。この人、けっこう若いのに別荘を持っていたり、高級な犬を飼っていたり。どういう生活をしていたのかな。その辺あまり出てこないですよね」
(ピノコ)