鎌倉殿の13人 鈴木京香の丹後局がコワかった&美しい 政子らへ「パワハラ」炸裂

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   NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」6月19日放送回。源頼朝(大泉洋)と万寿(金子大地)が巻狩を終えて無事に戻り、喜ぶ政子(小池栄子)。しかし、曽我兄弟による「仇討ち」が決行されあと、頼朝は自身に代わって鎌倉殿の座に就こうとした弟・範頼(迫田孝也)を許さず、余波が鎌倉を揺るがしていた。(ネタバレあり)

   そんな中、亡きいいなずけ・源義高(市川染五郎)を慕い続ける大姫(南沙良)は未だに義高を慕い、頼朝が用意した縁談話を拒み続けていた。しかし、巴御前(秋元才加)の話を聞いて、ついに入内を決意するのだった。

  • 鈴木京香さん(写真:YUTAKA/アフロ)
    鈴木京香さん(写真:YUTAKA/アフロ)
  • 鈴木京香さん(写真:YUTAKA/アフロ)

大姫に「可哀想」の声

   そして京で政子と一緒に丹後局(鈴木京香)にご挨拶する場面。大姫は政子の隣でぎこちない雰囲気で座っている。せっかく綺麗な着物を着て、「よくお似合い」と褒められたのにもかかわらず、京ではダサくて誰も着ていないと丹後局はバッサリ。さらに続き、政子には「単なるあずまえびす」と罵った。京と比べたら鎌倉は田舎だったとは思うが、「田舎もん」扱いとは酷い。大都会、京の鎌倉へのイメージがくっきりと浮彫に。

   それでも政子は苦虫を噛み潰したような顔をして必死でこらえていた。頼朝のため、大姫のためであろう。それでもこのお局は、大姫に対しても帝の多妻の一人であると辛辣。

   丹後局の「圧」は十分パワハラである。よくぞ政子が我慢できたと思うが、かわいそうなのは大姫。この後病に伏せてしまうが、あんな調子で罵倒されたならば誰だって心が折れてしまうのでは。「丹後局に日本中のお茶の間が凍りついた」「丹後局、すげぇ京都人だなって思った」「鈴木京香・丹後局コワかったねー」「大姫可哀そうで、私は泣いてしまった」など、ネットでも丹後局の凄みに関心が集まっていた。

   しかしながら鈴木京香さんの冷ややかな上から目線は、意地悪な表情とはいえ美しかった。後白河法皇の横で真っ赤な口紅をしてしなやかに座っていた時も、「感じ悪い」とは思っていたが、出家したあとさらに意地悪さが炸裂。「よそ者」を制御するパワーは十分伝わった。

   この一件から大姫は病に倒れ、そのまま衰弱してしまい20歳の生涯を閉じた。 そして「死ぬのは怖くない」といって義高に会いに逝ってしまった。なんてかわいそうな大姫なのだ。

   次々と人が死ぬ物語。この展開はなお続くのかもしれない。

(Y・U)

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