「NTTが3万人の従業員を原則自宅勤務、出社は『出張扱い』にする方針です」と20日(2022年6月)の「モーニングショー」で司会の羽鳥慎一が伝えた。対象はグループ会社でテレワークが進んでいる部署で働いている約3万人だ。7月1日にスタートし、今後対象者を広げていく。
街で聞くと、「うらまやしい」「自由に時間が使えるので、家事とか必要な時にできる」というメリットの一方で、「後輩に指示することがしづらくなり、相談もしづらい」「雑談からアイデアとか情報交換とか、そういった機会が失われていくのはよくない」とデメリットを語る人もいた。
羽鳥慎一「メリットデメリット、両方あると思いますが」
新たな勤務制度では住む場所は「国内ならどこでも自由」、単身赴任している社員が家族の住む自宅に戻る場合も引っ越し費用を負担する。出社が必要な場合は「主張扱い」。飛行機の出社も認め、交通費の上限もなし。宿泊費も会社負担だ。
羽鳥「メリットデメリット、両方あると思いますが」
山口真由(信州大学特任教授)「会社側は基本的に来てほしいんですよ。管理しやすいんだから。NTTが偉いのは、新しい価値を発信するという壮大な実験をしようとしているところ。背景にはそういう新しい価値を生み出していく優秀な人に来てほしいということだと思います」
玉川徹(テレビ朝日)「まさに時代の流れだと思います」
山口「これでどういう成果を出すかが大事。リモートワークそのものだけが目的ではないし」
羽鳥「リモートワークで成果をあげられる分野もあれば、対面で成果を出すところもあるということでしょうね」
石原良純(気象予報士、タレント)「満員の通勤電車に乗って会社に行くということが当たり前だったことが、それぞれあるということなんですね」
(一ツ石)